それまでは「清純派女優」がもてはやされた日本でも、アメリカのマリリン・モンローのような「セクシーな女性」が人気になっていた。当時の『週刊実話』は、そんな彼女たちの“感度”に迫っている。
●昭和57年9月16日号掲載『人気スター初公開 私の感度』(1)年齢・肩書等は当時のまま
にっかつロマンポルノでデビューした美保純の人気は、ものスゴイ。テレビや映画、レコードで大モテ。
ことし六月、第3回ピンクリボン賞を受けた際、美保自身がこう語っていた。
「テレビに出るようになってから、女子大生から高校生ぐらいの女のコからも、街で声をかけられるようになったわ。ファンレターは、やはり、中学、高校、大学生が多いの」
ポルノ女優も、いまや、アイドルだ。
昭和三十六年十二月一日、静岡生まれの二十歳。身長一五八センチ、バスト八二センチ、ウエスト五九センチ、ヒップ八四センチ。ヒップは、日本女性に多い「下向き型」だが、ディスコで鍛えているだけあって、バネがある。
「彼女は下ツキだから、バックスタイルがぴったり。男が根元までインサートできる利点がある」(中国相法・風摩人)
そんな彼女の初体験のお相手は誰だったのか。
「相手が二十五歳で、俳優の谷隼人さんみたいな男だった。なにごとにも雑な男で、ただもう、抱きしめればいいという感じなの。そりゃ、初めてのときは痛かったわよ。痛くない女のコなんていないんじゃないの。で、なんか、ぜんぜんちがうことを考えていたわよ。こういうのが人生なんだな、とか、一つの時間の流れなんだな、とか」
実にアッケラカンとしたものだ。
「後悔? 女のコって、そんなキズにはならないんじゃない。いまの世の中は、処女なんてどうでもいい時代だし、守ろうとしても、世の中が守らせてくれないでしょ。最初の男は、そんな調子だったから、イヤになって別れたわよ」
だから、現在の彼女は年上好き。
「四十歳くらいの中年の人は、若い男にない、いたわりがあるから好き。好きでもない人でも、うまいテクニックの男に愛されたら、キモチいいことされるんだから感じるわよ。男だって同じでしょ。大きさは、平均がいいと思うわよ。異常に大きいってのは根性悪いし、性格も悪いからね、うぬぼれているもの」
世話好きで、男へのサービスにつとめる。
「わたし、むかしから、アノのときに、キャアキャアいわないみたい。だから、アノとき、たいがいの女性は別の世界に入っちゃって、へんな言葉をわめく、なんて聞くと、不思議なんだよネ。どうしてそうなるのかと」
彼女のバストは、トップもポツンとしてかわいらしい上向きの円錐型。もう少し成熟するとたいへんな女性になりそうだ。
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