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元ピンクレディーのMIEは“男の紋章”なし!? ケイは野口五郎にゾッコン【週刊実話お宝記事発掘】

ピンク・レディー
ピンク・レディー (C)週刊実話Web

今や大御所の女優や歌手たちにも、当然ながら「初々しいアイドル」だった時期がある。彼女たちのオトコ事情を、当時の『週刊実話』の記者たちは、寝る間も惜しんで追いかけていた!

●昭和56年12月24・31日号掲載『男運は悪いけどベッドは最高ヨ』(2)年齢・肩書等は当時のまま

「おかげさまで、いま大忙しなんです。歌のほかに、テレビドラマのレギュラー撮り、映画の撮影と初ものづくし。一生けんめいがんばっています」

白く、むっちりとキメ細かい肌が、このところ、グーンと色気づいてきたMIEだが、「恋人はいない。デートする時間もない」という。

スキャンダラスな話題も多かったケイに対し、MIEは明るくて、ノンキ、人畜無害的に思われてきたが、ピンク・レディー解散、ケイの事務所脱退で、驚くような変わりぶりだ。

「ことしの初めごろから、会社はあぶないっていう雰囲気だったけど、悪くなったからって、逃げ出すことなんかできなかった」

解散と同時に、事務所を脱退して増田けい子と改名し、女優として新しいスタートをきったケイに対し、痛烈。そして闘志を燃やしている。

ピンクレディー解散後の初仕事に写真集『MIE』が発売され、下着の跡も生々しく、オシリ丸出し。

「ヌードをとるのに、MIEちゃんが泣いた」という話も伝えられ、大変な人気を呼んだ。

二十三歳。健康優良児的な体に、女の色気がにじみ出ていて魅力いっぱい。

「泣いたなんて書かれましたが、泣いていません。ドレスの肩を、もっとずらしてなんて注文はありましたが、イヤなことはイヤとはっきりいいましたから…。それは、もっと脱いで欲しかったという声もあるでしょうが、もう、二十三歳だし、雰囲気がでていれば、それで私としては満足なんです」

ピンク・レディーの振り付け師は、こう言う。

「MIEは、もう少しギスギスかと思ったけれど、ふくよかな、いい感じのオシリですね。いつも、オシリを締めて踊っていましたからね。感度はいいと思いますよ」

MIEのヌード写真撮りは、争奪戦もはげしかったようで、今後に期待するムキもある。

「彼女を、ヨーロッパか、アフリカに引っぱり出して、ヌードをとるという話がある。そうなると、本番のバッチリ・ヌード写真案が出るかも」

テレビ局のディレクターに言わせると、こうなる。

「MIEには、健康的な色気があり、ケイは不健康なかげりがある色気。どちらが先にバージンを失ったかといえば、ケイにちがいない。MIEはどちらかといえば、まだじゃないのかな。理由は、テレビカメラをのぞいていて、MIEは、あまりにも健康でありすぎる。それは、男性に対して未知ということじゃないかな。もっとも、ご覧の通り、肉体的には成熟しているけどね」

MIEの体がなんともいえない、といい出されたのは、ことし五月二十四日にTBSテレビの『ザ・ホリデー』に出演し、セクシーなミニドレスで歌とダンス、それに、見事な脚線美をたっぷりみせたときからだ。

紫色のスパンコールをあしらった背中が大きく割れたミニドレス、その下にはアメリカから生地をとり寄せてつくったシルバーのタイツをはいた。

「もう、色気たっぷりだ」

それも、男を知らないらしいという初々しさがなんともいえなかった。

林家しん平も大コーフンだ。

「彼女の、あのヌード写真よりは、むしろ体にぴったりした薄い服と網タイツ姿で、歌って踊っているほうがギンギンだよ。濡れたシャツがバストにはりついたほうがいいね。でも、丸出しオシリをみると、グッとオシリが上がっていて、ウーン、いい持ち主だなァ、と思うよ」

女に変身したMIEの肉体

ケイこと増田けい子は、野口五郎とのウワサが、しきりと取りざたされた。

アメリカに行って、野口五郎とデートができず、欲求不満気味でイライラしていた。結婚にあこがれていて、いまも、それは変わりない。

一方のMIEには男のウワサはない。

「ああ、いいんだなァ、と思うぐらいはあったけど、単純にあこがれただけで、恋愛なんてありません」(MIE)

MIEが、とっても信頼して、親密にしているプロデューサーがいるという話もあるが…。

「恋はしたいんですが、一、二年はしないって自制しているんです。ときには、力になって相談ごとを聞いてほしい、と思うときもあります。でも、ひとりでいるのが好きなほうだから。まだ、女としても未熟だし、もっと成長してから、考えることにします。それからのほうが、いい人が見つかるかもしれないし…。いま、男性が現われても無視しちゃうかもしれませんね」(MIE)

一時は、「えらい鼻息、生意気になった」と、芸能記者がMIEの変わりように戸惑ったこともあったが、芸能評論家の藤原いさむ氏は、こう評価する。

「一人立ちするようになってから、以前に比べ、見違えるほど女っぽくなった。これまでは、ほとんど、ケイのカゲに隠れていたが、一人になってタレントに対する積極性、プロ根性が出てきたのが原因でしょうが、化粧、態度なども、ガラリと変わって、少女から女へと変身しつつありますね」

MIEには「意外性」もあるという。

「彼女は、これまで男性とのウワサがあがらなかったし、これからも仕事優先でいくようなので、面白味は欠けるが、ただ、彼女は意外性があると思う。チョコチョコつまみぐいするのでなく、ある日突然、アッといわせるような行動、つまり男性関係で、そういう行動をとるんじゃないですか。巨人の山倉的な、一発ドデカイことをやりそうな気がするなァ」

ベッドでは“守り型”

彼女は魚座。LOVE占星術の門馬寛明氏は、MIEの恋愛観を次のように分析している。

「この星座生まれの人は、甘い言葉や、やさしいしぐさをみせなくても、異性をひきつける魅力をもっています。気が多いことも事実で“来るものは拒まず”をモットーとし、近寄ってくる異性に対しては、いつも親切です。大器晩成型の男性に魅力を感じます。やたらと口数が多かったり、だれにでも愛想のよい男性には見向きもしません」

ベッドでのテクニックはあまり上手とは言えないそうだが、アッチの欲は、海の水のように無尽蔵。どんな相手でも、どんな場合でも、どんなポーズでも応じるそうだ。

中国相法の風摩人氏によると「ベッドでは“守り型”であるが、相手次第で激しく燃え、多少、乱暴に扱われたりすると、かえって興奮する場合すらある」という。

MIEの体は今が盛りといった感じだが、仕事も同様だ。

ソロ歌手に転向後はビクターから『ブラームスはロックがお好き』を七月に、LP『I MY MIE』を八月に出し、来年一月には、ことし九月に東京・渋谷公会堂で開いたライブを収めたLPとシングルを出す。

また、十月には、TBSテレビ『茜さんのお弁当』にレギュラー出演。映画では、来春公開の若松プロ『水のないプール』でタモリや沢田研二らと共演。さらに、松竹・ビクター・竜の子プロの三社が共同製作するファンタスチックな宇宙アニメ『地球物語』(来年五月公開)でヒロイン(フローラ役)の声役と、ネコの手も借りたいほど。

さらに、米国ABCテレビの人気番組『チャーリーズ・エンジェル』の三人の探偵のひとりとして、再来年一月から撮影のため渡米する。

国際女優・島田陽子を超えるのも“ユメ”ではないほどだ。

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