大腸がんによる多臓器不全のため7月25日に69歳で死去した女優の島田陽子さんが、「無縁仏」になるかもしれない。
当初、島田さんの葬儀・告別式は東京都内の斎場で7月27日に密葬として営まれたとされていた。
「コロナ禍とあって、身内や関係者ら十数人が参列。棺の中で、生前お気に入りだったという淡いブルーに金の刺繍の入ったドレスを着た島田さんは、この日の午後5時17分、荼毘に付されたと、翌日のスポーツ紙が一斉に報じていたんですが…」(情報番組スタッフ)
ところが、ここまで詳細が明かされていながら、元マネジャーの男性がニュースサイト「SmartFLASH」で葬儀は行われていないと証言しているのだ。
「元マネジャーは、8月2日に渋谷区役所で確認したところ、遺体は区が引き取って、1日6000円のドライアイス代がかかっていると説明されたそうです。島田さんには妹が2人いるそうですが、疎遠になっていて、遺体の引き取り手が見つからない。このままでは〝無縁仏〟になるおそれもあると報じているんです」(同・スタッフ)
この報道に対し、現在の島田さんのマネジャーは、荼毘に付されたと反論し、遺骨は区が保管していると説明しているようだ。
返済不能でもタワマンと高級車
「仕事はしていたものの、ほとんど連絡を取っていた人はいなかったようで、どこが窓口か分からず、なかなか亡くなったことの裏取りもできなかった」(芸能記者)
島田さんは、各方面に借金をしてトラブルにも発展していたという。
「昨年11月に報じられたトラブルは、もともと島田さんのファンだった不動産会社の社長が1990年代後半に貸し付けた4800万円を、昨年2月までに約4分の1にあたる1200万円ほどしか返済していないという内容でした。昨年8月の話し合いの結果、残りの返済の意志も能力も島田さんが持っていないことを知り、債務を約300万円にまで減額。しかし、その後も返済はないのに、島田さんはタワーマンションで暮らし、高級外車に乗っていたというのです」(同・記者)
遺作となった主演映画『エヴァーガーデン』(横山浩之監督)は年内にも公開されるというが…。
「長年、借金に苦しみ、周囲の人からも金を借りては返済できず、どんどん縁を切られていった。お金にルーズでなければ、もっと仕事のオファーもあったはずです」(映画業界関係者)
お別れ会は、8月下旬か9月上旬をめどに都内で開かれる予定だというが、大女優にしては、あまりにもさびしい晩年となってしまった。
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