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嵐・相葉雅紀「第一子妊娠報告」から見えたジャニーズの“新戦略”

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ジャニーズ事務所 (C)週刊実話Web

8月2日発売の『女性自身』が、嵐の相葉雅紀の妻が妊娠していることをスクープ。同じ号では、長く芸能活動を休止している大野智がイタリア料理店のオーナーに就任するという記事も掲載され、嵐一色となっていた。

しかし、この報道に「違和感を覚える」と言うのはスポーツ新聞の芸能記者だ。

「同誌は、相葉のスクープを掲載した号の巻頭で、『ジャニーズWEST』の撮り下ろしグラビアや『なにわ男子』のライブ記事も掲載しているんです。通常、トップアイドルの妻の妊娠報道というセンシティブな記事は、ジャニーズ事務所としては激しく抗議するか無視を決め込むのですが、今回はあっさりと『妊娠は事実です』と認めている。〝親ジャニーズ雑誌〟として知られる『女性自身』ですから、今回の相葉のネタはジャニーズ事務所サイドから持ち込まれた可能性が高い」

この妊娠報道の裏には、ジャニーズ事務所の〝したたかな戦略〟も見え隠れしているという。

「〝反ジャニーズ〟の女性週刊誌や、『週刊文春』『週刊新潮』などにすっぱ抜かれる前に、関係が良好な媒体に報じさせてしまおうという考えのようです。相葉が、かなりの多忙の合間を縫って、妻を新婚旅行に連れて行ったというエピソードも織り交ぜ、美談にしたようですね」(同・記者)

ところが、すぐさま『週刊女性』がネット媒体で「コロナ禍で妊婦をハワイに連れて行った」ことを非難するかのような記事を配信。美談をひっくり返されたジャニーズ事務所はカンカンになっていたそうだ。

ジャニーズ初の「パパキャラ」に!?

ファンの間からは「ジャニーズ事務所からの正式な発表で知りたかった」という声がSNSにあふれたが、まだ無事に生まれてもいない状況で妊娠報道を認めたことにも〝裏〟があるという。

「嵐のメンバーで、同じく子どもがいる二宮和也は、妻子のことはアピールしないことになっている。しかし、相葉に関しては女性週刊誌やスポーツ新聞などジャニーズ事務所の息がかかった媒体を使ってパパアピールをしていくようです。ジャニーズタレントでは、井ノ原快彦が家族好きで成功している例もある。今後、CMも含めて相葉は〝家族思いのキャラ〟を作り上げて、ビジネスチャンスにしようとしているのです」(芸能プロ関係者)

今回の報道は、嵐の再結成が「事実上不可能」になっている事も関係しているという。

「同じ号の『女性自身』で、優雅に一般人として生活している大野のことも報じていますが、本人は芸能界に戻るつもりはまったくない。そうなると、嵐のメンバーは個人としてがんばっていくしかない。バラエティー番組が主戦場の相葉は、好感度を上げ、CMのギャラも釣り上げなければならないというわけだ」(同・関係者)

現在でも、木村拓哉と工藤静香夫妻のことは公式にはスルーし続けているジャニーズ事務所。井ノ原や相葉をきっかけに、今後は所属タレントのプライベートも切り売りしていくのかもしれない。

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