「薄口政治評論家」こと元自民党衆議院議員でタレントの杉村太蔵が、8月7日放送の『サンデー・ジャポン』（TBS系）に生出演。連日取り沙汰される旧統一教会への問題にコメントしたのだが、ネット上で物議を醸してしまったようだ。

番組はこの日も、旧統一教会＝世界平和統一家庭連合と自民党の癒着について特集。VTRでは、母親が信者だったという女性へのインタビューを流し、教団の問題点を報じていった。女性の母親は昨年他界したのだが、最期まで脱会させることはできず、教団への献金額は「〝億〟はいってないと思うんですけど」と多額に上ることを涙ながらに告白していた。

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続いて、岸田文雄首相が悪質商法や被害者の救済に関する法整備を検討しているとの会見映像を流すと、スタジオで出演者が持論を述べていく。デーブ・スペクターは、「法整備、サジ投げたらおしまいですよ」「ヨーロッパ、フランスやドイツを中心に（カルト宗教は）規制してるんですよ」など、法による規制を訴えかけた。

だが、これに杉村は「宗教弾圧という過去の反省はどうなるんだっていう」と反論。岸田首相の会見VTRにも、「被害者を救済すると。それで検討しようと。この場合の被害者は、本人は信じて好きでその壺を買うなり寄付をしていると」「一方で、その周りの家族、本人じゃない人間をどう救済する案って、法的な仕組み相当難しい」と異論を唱えた。

「投資詐欺も摘発できないって論理になる!?」

ネット上ではこの意見に対し、

《カルトの洗脳の恐ろしさを知らんのか　不勉強過ぎる》

《投資詐欺も信じてるんだから摘発できないって論理になるんだが》

《統一教会は宗教団体ではなく反社会的勢力なんだよ。宗教の自由関係ないんだよ》

《金利も制限する必要ねぇな　納得して借りたんだからトイチだろうがカラス金だろうが問題ない》

《少なくとも2世は被害者だろう》

《じゃあ安倍晋三も自己責任で問題ないわ　好き好んでカルトの広告塔やってたんだし》

《破産しても被害者とされないならどうなったら被害者なんだ？　自分から死んでるから過労死とは言えないって言ってるようなもんだろ》

などなど〝辛目の反論〟が殺到してしまった。

キャッチフレーズ通り、日頃から〝薄口〟の意見で盛り上げる杉村だが、今回はさすがに〝濃口〟過ぎたのかもしれない。