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巨人、支配下70人中39人が感染の水面下で“ポスト原監督”の動き…「阿部政権」誕生へ!?

東京ドーム
東京ドーム(C)週刊実話

去る7月30日、午後8時を過ぎたころ、巨人が新たな新型コロナウイルスの陽性反応者を発表した。立岡宗一郎など、3選手とスタッフ1人。これで支配下選手70人中39人が感染してしまったわけだ。

「この時点で、8月2日からの阪神3連戦の開催も危ぶまれました」(スポーツ紙記者)

実は、それ以上に懸念されたのが「チームの指揮権は誰になる?」ということだった。

「原辰徳監督の陽性判定が伝えられたのは、7月22日。でも、球団は原監督の詳しい症状を伏せたままでした。原監督が阪神戦に間に合うのか…、そんな話が囁かれていたのです」(同・記者)

日本野球機構(NPB)のガイドラインには「無症状者は発症日から7日間経過したら隔離終了」とある。原監督が「有症状者」だった場合、《10日間の経過と、症状軽快後72時間》が必要なので、復帰は阪神3連戦最後の8月4日。31日のDeNA戦の中止が決まる前から「代わりは誰なんだ?」との注目が集まっていたのだ。

「結局、再開初戦から原監督が指揮を執りましたが、肩書でいえば、元木大介ヘッド兼オフェンスチーフコーチが代理となるハズ…。でも、たぶん阿部慎之助作戦兼ディフェンスチーフコーチだったと思います」(球界関係者)

再開後の阪神3連戦に負け越し…

坂本勇人が故障で途中交代した7月6日、原監督が意見を求めたのは阿部コーチの方だった。

「一軍担当となった今季、『影が薄い』と指摘されています。でも、原監督もヘッドコーチだったころ、同じような指摘を受けましたが、それは『長嶋茂雄監督のために』と努めて自分を消していたからです。今の阿部コーチは当時の原監督に重なります」(ベテラン記者)

全メンバーが揃わないので、負けてもともと。阿部コーチはプレッシャーもなく、采配が振るえたハズ…というわけか。

「これまでも陽性反応者を出してしまった球団はありましたが、巨人は状況が最悪。再開後の阪神3連戦に負け越し、8月4日時点で最下位の中日まで2.5ゲーム差です。このままAクラスを確保できなかった場合はどうなるのか。当然、原監督の責任問題に発展するでしょうね」(前出の球界関係者)

であれば、早いところ代行指揮で〝政権禅譲〟のリハーサルをした方がいいかもしれない!?

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