社会

ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏~シヤチハタの強み

ハンコ不要論が叫ばれるなか、シャチハタはどうなる?
ハンコ不要論が叫ばれるなか、シャチハタはどうなる? (C)週刊実話Web

コロナ禍で「ハンコ不要論」が叫ばれる中、発売から50年余りで1億8000万本も売った「シヤチハタ印」は大丈夫なのか。

「シヤチハタという会社の強みは、スタンプ台を製造しながらスタンプ台不要のハンコを販売するなど、自社商品を否定するようなことを平然と実行してきたことです。2017年にはすでに、クラウドでの電子印鑑システム『パソコン決裁Cloud』を発売しています」(経済ライター)

同製品が世に出る前の1995年には、パソコン上で印鑑なしで決裁する『パソコン決裁』を売り出している。時代を先取りしすぎて当初は鳴かず飛ばずの商品だったが、それでも取り組み続けたのは、いずれデジタルで決裁する時代が来ると確信していたからだ。

“ハンコ不要社会”もウエルカム!?

そして予想は的中。コロナ禍で「脱・ハンコ」に時代が舵を切り、申し込みが殺到している。

同社を率いる舟橋正剛社長は、国公立大学医学部合格者数が10年連続日本一という名古屋市内にある東海高校で、あの林修先生の同級生だったという。

「いつやるの?」「花開くまでやりますよ」というわけで、ハンコ不要社会で粘り強く生き抜く!

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