(画像)Roman Samborskyi/Shutterstock
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保険総額1億5000万円!資産家女性の変死で“養子縁組”偽造の自称コンサル男逮捕

資産家女性との養子縁組届を偽造した疑いで7月20日、28歳の自称コンサルタント業の男が逮捕された。


事件は昨年7月、大阪府高槻市にある一軒家の浴槽内で、一部が腐乱した女性の遺体が見つかったことに始まる。女性は都市銀行のグループ会社に勤務する高井直子さん(当時54)で、真面目な彼女が無断欠勤したことを心配した同僚と親族が、一人暮らしの住宅を訪ねて発見した。


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遺体は全裸で顔半分が水に浸かり、右手に結束バンド、左手首には拘束された痕が残っており、警察は何者かに溺死させられたとみて、調べを進めていた。その捜査線上に浮かんだのが、今回逮捕された高井(旧姓・松田)凜容疑者(28)だったのだ。


「凜容疑者は昨年2月、高槻市役所へ提出した高井さんとの養子縁組届を偽造した疑いがあります。容疑者には妻がおり、養子になる場合は配偶者と父親の同意が必要ですが、妻も父親も『書いた覚えはない』と証言したことから、筆跡が容疑者のものと発覚したのです」(全国紙社会部記者)

保険会社社員と顧客の関係が…

凜容疑者と高井さんが知り合ったのは数年前。容疑者が勤めていた外資系保険会社の社員と顧客の関係だった。それが養子になり、直後に高額の保険金がかけられている。

「高井さんは2社の生命保険に加入。そのうちの1社は、容疑者が在籍していた保険会社です。保険総額は約1億5000万円で、受取人は凜容疑者。他にも土地建物や数千万円に上る高井さんの預貯金も受け取ることになっており、養子になった意図は、この巨額の保険金や財産だったのかもしれません」(同)


凜容疑者は「(偽造の)真偽については安易に答えられない」と供述しており、警察は今後、高井さんの死亡にも容疑者が関与していたかどうか、捜査を進める。