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NHKが安倍元首相を揶揄?追悼特番の“裏番組”に騒然「今それやる?」「笑い事ではない」

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NHK (C)週刊実話Web

銃撃の末に逝去した安倍晋三元首相の功績を振り返る特別番組『安倍元首相は何を残したか』が、7月31日にNHK総合で放送された。一方、この裏番組を巡り、NHKの編成に〝悪意〟が感じられるとネット上で話題になっている。

番組は政治・経済・外交の3点から安倍元首相の功績をVTRで振り返り、スタジオでは政治学者の御厨貴氏、経済学者の大田弘子氏、元外交官の宮家邦彦氏と各分野の専門家がコメント。第1次政権から死後の影響に至るまで、安倍元首相について深掘りされていった。

話題を集めたのは、同時刻に放送された〝裏番組〟だ。同番組の放送は23時からなのだが、全くの同時刻、Eテレは美術番組『美の壺・選』を放送。これにより、番組表には安倍元首相と「壺」というワードが、きれいな横並びになってしまった。

そして、この出来事にネット上は、にわかにザワつくこととなる。

「銃撃犯の山上徹也容疑者は、母が入信した旧統一教会=世界平和統一家庭連合のせいで家庭が崩壊した恨みから、同教団と深い関係にあった安倍元首相を狙ったと供述しました。その旧統一教会といえば、霊感商法で信者に高額な物品を売りつけていることで有名。中でも〝壺〟は象徴的なアイテムで、『壺=統一教会』との連想は広く知れ渡っています」(宗教ジャーナリスト)

「今それやる?」「笑い事ではない」と物議

いわば今回の編成は、安倍元首相と旧統一教会との〝つながり〟を想起させかねないもの。そのためネット上には、

《安倍氏の特集番組と同じ時間にEテレでは「美の壺・選」って》

《「美の壺」は番組内容に全く罪などないんですけど、今それやる?》

《ああ、なるほどNHK。解散しかない》

《偶然ではない気がする。面白がってるかささやかな抵抗か》

《NHK職員が抗ってる?!》

《笑った しかし 笑い事ではない》

などといった声が相次ぎ、物議を醸したのだった。

「自民党幹事長代理などを歴任した伊達忠一前参院議長は7月28日、北海道テレビ放送(HTB)の取材に対し、2016年の参院選で自身に近い議員が当選するよう、安倍元首相に旧統一教会の組織票を回すよう頼んだと激白しました。自民党・青山繁晴参院議員も、同月18日のブログで、《比較的、最近の出来事です》《参院選に向けて、自由民主党の公認作業などが進んでいた時期でした》としながら、《良心的な議員がわたしにこう語りました。『所属する派閥の長から〝 (旧)統一教会の選挙の支援を受けるように〟と指示されたが、断った。そのため派閥の長は、その分の票を別の議員に割り振ったようだ』》と暴露。2つの話を統合するに、おそらく、安倍元首相は旧統一教会と昵懇の仲であり、票を差配できるほど関係が深かったのでしょう。安倍元首相と旧統一教会との関係は、徐々に明るみになってきています」(政治ジャーナリスト)

悲劇のきっかけが旧統一教会だった以上、教団の重要アイテム〝壺〟を追悼番組に合わせたのは、やはり配慮が足りなかったと言えるかも!?

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