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女優、空手家、看護師/長野じゅりあインタビュー〜東京女子プロレスは5連敗中だけど…

長野じゅりあ
長野じゅりあ (C)週刊実話Web

長野じゅりあは空手の元世界チャンピオンにして現役の看護師。「目指すはアクション俳優!」とのことだが、現在の活躍の場としては東京女子プロレスも加わる。異色の肩書きの彼女に、来歴と今後を聞いた。

――YouTubeの番組『じゅりあの黒帯天使ちゃんねる』を見ました。いろんな格闘家の方に〝入門〟する感じでボコボコにやられてますね。

長野 昨年1月から始めたのですが、基本的には格闘家の方とのコラボが多いです。プロレスでも使えるような技をK-1やRIZIN(ライジン)、柔術の選手などから学ぶ…というのがテーマ。最初の頃はメイク動画をアップしたりもしたのですが、全然再生数が伸びなくて…。ファンの方は私がボコボコにやられる姿を見るのが好きみたいですね(笑)。ただ空手しかできなかった私にとっては、とても有り難く楽しいです。登録者数はまだ8万人なのですが、「銀の盾(登録者数が10万人に達すると発行される)」が欲しくて頑張ってます。4日に1回くらいのペースで新しいのを上げていて、編集作業も全部自分でやってるんですよ。

――空手の経験では太刀打ちできませんか?

長野 私のは『糸東流』といって、フルコンタクトではないんです。東京五輪で注目された、銀メダリストの清水希容選手とは中学時代に戦ったこともあるんですよ。4対1で負けましたけど。

長野じゅりあ
長野じゅりあ (C)週刊実話Web

――中でもバズった動画はなんですか?

長野 キックボクサーのぱんちゃん璃奈さんとも仲がよく、彼女からはローキックを教わりました。サンドバッグを持ってそこに打ち込まれるんですけど、空手の蹴りとは全然違いましたね。蹴り倒されてもんどり打って悶えてます。おかげで再生数が伸びました(笑)。別の撮影では手がアザだらけになったり、頭突きが鼻に入って腫れたまま芸能の現場に行くこともあるんです。以前、ある番組に出たときは、3日前の格闘で首が回らなくなり、喋ることもできなくて焦りました。格闘のことになると何も考えずエキサイティングしちゃうんですよね。

四足のわらじを履いて活躍中

――そもそも、何がきっかけで空手を?

長野 5歳のときに母親が「強い子になってほしい」と入門させてくれたのが最初です。すごく嫌で何度も脱走しようとしましたが、始めて1年後くらいに空手の型の中国地方大会に出て優勝したんです。メダルをもらえたときのうれしさで、ここまで続けられたんだと思います。18歳くらいまでは全国大会に出ていましたし、練習は365日、1日7時間。1日も休んだことはありませんでした。

――世界チャンプになったのは?

長野 小学6年のときに糸東流の世界大会が日本であって優勝しました。日本武道館。でも、お客さんがいっぱいいて気恥ずかしかった記憶しかないです。

――そして芸能界へ。それはどうしてですか?

長野 中2のときに映画『サルベージ・マイス』に出演するアクション女優のオーディション情報を見つけたんです。空手の経験が生かせるのでは、と応募しました。運よく合格できて女優デビューができました。

――その後、看護師に。

長野 母が看護師なので、私もその道に進もうとは思っていたんです。女手一つで私を育ててくれた母へのリスペクトもありました。高3で空手も芸能活動もお休みして、看護の専門学校に進学。国家試験にも受かって、脳外科の看護師として働いています。3年経ったら芸能界に戻ろうと思っていて、今は四足のわらじを履いています。

――その比率はどんな感じですか?

長野 ほぼ均等な感じです。看護師は週に2日で、今日(インタビュー当日)も看護師の仕事をしてから来たんですよ。プロレスの練習が週に2〜3日で、そこに試合も入ってきます。

モテ期は中学2年生

――芸能活動としては昨年、写真誌と青年誌で水着グラビアを初披露している。どんな気持ちでした?

長野 今の事務所に入ったときは、「グラビア? いやぁ〜」という感じだったのですが、先輩たちが出演されたグラビアを見ているとすごく可愛く撮ってもらってて「いいなぁ。私もやりたいかも」という思いが出てきていました。そのタイミングでお話があったので、「よっしゃー」とノリノリでやっちゃいました。

――出来はどうでした?

長野じゅりあ
長野じゅりあ (C)週刊実話Web

長野 インスタグラムやTikTokは勝手に加工されるアプリを使っているけど、プロのカメラマンさんに撮ってもらうと加工もしないで素敵な写真になるからビックリ。飛び蹴りをしているシーンがあるのですが、筋肉も出ているし仮面ライダーみたいで格好いいんです。とても、お気に入りで毎日眺めてます。

――セクシーポーズでお勧めはありますか?

長野 みなさん、私が初めてのグラビアとご存知なので、「わぁ、すごいねぇ」「可愛い。パチパチ」みたいにおだててくださって、まるで家族写真を撮るスタジオみたい(笑)。いい表情ができたかなぁとは思います。特にお勧めなのはお尻のカットですかね。大きいのと、形がいいと褒めていただけたので。もしかしたら、他に褒めるところがないからかもしれないんですけど(笑)。

――恋愛面はどうなのでしょう。一番のモテキはいつでした?

長野 保育園のときから男の子のことは意識してましたよ。「みんなが私のことを好きだ」と思い込んでましたから。中2のときにはクラスの男子16人のうち、半分の8人から告白されたくらいです。

――めちゃモテじゃないですか。

長野 でも、看護師になってからはさっぱり。性格が男っぽいせいですかね。男性と2人でご飯に行くのもダメだし、ナンパなんてとんでもない。いつも俯いて歩いてるし、コンビニの店員さんの顔も見られないくらいです。

――奥ゆかしい。

長野 なのに、話すと格闘家だしこういうキャラだから引かれちゃうんです。

――さて、東京女子プロレスですが、今年になってシングル戦5連敗中ですね。

長野 確かに負け続けていますけど、楽しいです。先輩は優しくて、アドバイスもしてくれますし。ただ、試合になると話は別。やはり、真剣勝負の場なので、全員勝つために本気ですよね。ファンの方には「そろそろ勝つ姿が見たい」と言われているので、頑張らなくちゃ!!

◆ながのじゅりあ
1996年2月10日生まれ。160センチ。糸東流空手道二段。7月31日大手町三井ホール『東京プリンセスカップ』出場予定。ツイッター@juria210

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