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「旧統一教会」桜田淳子と“恩人の死”をめぐる皮肉な結末

桜田淳子
桜田淳子(C)週刊実話Web

安倍晋三元首相の暗殺事件を起こした山上徹也容疑者の母親が多額の献金をしていたとして、再び注目されている旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)。日本で同教団の名前が一躍有名になったのは、1992年8月に行われた「合同結婚式」に桜田淳子らが参加。開催された韓国にマスコミが大挙して訪れ、連日大々的に報じられたことが発端だった。

「桜田は、それまで芸能界で築いたポジションを捨てて信仰に励んだ。現在も合同結婚式で結ばれた男性と幸せな生活を送っているようだが、〝育ての親〟であるサンミュージックの相澤秀禎社長(当時)にも200万円の壺を買わせていたのには驚いた」(ベテランの芸能記者)

相沢氏は、統一教会を信仰しているうちは桜田の芸能界への復帰を認めなかったという。

「その相澤社長が2013年5月に亡くなり、通夜に桜田も参列。16年半ぶりに公の場に姿を現し、マスコミでも取り上げられた。なんとも皮肉な結果になったんだよね」(同・記者)

格闘技団体の元トップが“後ろ盾”

奇しくも、同年は桜田のデビュー40周年とも重なった。11月には都内で「ファン感謝イベント」を開催し、約21年ぶりにファンとの交流を果たしたのだ。

17年4月にも、都内で行われた音楽イベントにゲスト出演。18年2月には「桜田淳子プロジェクト」を発表し、35年ぶりの新録アルバム『マイ・アイドロジー』をリリースして3月に記念イベントを開催したが…。

「古巣であるサンミュージックは、相澤氏の遺志を継いでということなのか、一切、桜田に協力することはなかったんだよ」(同・記者)

その後の桜田の〝窓口〟は、X氏という人物が担っていたとされる。

「X氏は、芸能プロでマネジャーをしていた経験もありますが、格闘技団体の元トップで、そちらの業界の方で名が知れている人物。人望も厚く面倒見がいいため、知人に頼まれて桜田の窓口を引き受けていたようですね。もちろん、X氏は教団や桜田本人の信仰にはノータッチでした」(情報番組スタッフ)

いまだに根強い人気の桜田だが、今回の騒動で芸能活動再開は、さらに難しくなってしまったかもしれない。

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