今やオートレース界の夏の風物詩となっている『SGオートレースグランプリ』。今年も群馬県の伊勢崎オートレース場を舞台に開催される。この8月10日からの5日間を、じっくりと展望していきたい。
開催地である伊勢崎勢の熱量が増すシリーズ。その中でも全国1位の青山周平が◎だろう。昨年は雨の準決勝で優勝戦圏内を走りながらも最後、田中茂に差され3着と涙を飲んだ。近況は地元のGⅡ稲妻賞を制するなど堅調で、本命は揺るがない。
そして、早川清太郎にも注目したい。SG初制覇の悲願を待ち望むファンは多い。それが地元のグランプリなら感動のフィナーレとなるだろう。近況は川口のGⅠキューポラ杯を制し、機運も上がっている。直前のマシン状態もしっかり考慮に入れて見ていきたい。
初日から必見のSGオートグランプリ
また、雨天の場合には髙橋貢が絶対的な本命になりそう。特に地元の雨には滅法強い。良走路はもうワンランク上の仕上がりが欲しいが、雨なら安心して狙えるだろう。
対する遠征勢では、鈴木圭一郎に期待するファンが多いはず。何故なら、グランプリを制すれば「SGグランドスラム」を達成するからだ。勝ち運に見放されているグランプリを、今年こそ制するか目が離せない。また、荒尾聡のSG戦での勝負強さも見逃せない。近況の動きにも不安はなく、天候を問わず狙いたい。
他にも伊藤信夫、金子大輔、木村武之、永井大介、中村雅人、黒川京介、佐々木啓、松尾啓史ほか強豪集うSGグランプリ。初日から必見だ。