(画像)Roman Samborskyi / shutterstock
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幼稚園連合会前会長ら逮捕“飲食などに700万円”不正出金6.8億円にも関与か

全国約7500の私立幼稚園が加盟する全日本私立幼稚園連合会(東京都千代田区)の預金を着服したとして、警視庁捜査2課は13日、業務上横領と私文書偽造の疑いで、同連合会の前会長・香川敬容疑者(70)と元事務局長・勝倉教雄容疑者(49)を逮捕した。


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同課によれば、2人は2016年5月から2020年8月までの4年間に、連合会名義の口座から現金約700万円を横領した疑いが持たれている。


「着服した金は、東京・銀座や赤坂の高級クラブでの私的な飲食代のほか高級ホテルの宿泊代やマッサージ代金、他にも海外の有名ブランドのスーツやネクタイの購入費などに充てたようです」(全国紙社会部記者)

両者は刑事告訴に…

しかし、事態はそれだけで終わらない。

「今回の逮捕は、突破口にすぎません」と捜査関係者は言う。


「実は、2020年9月の会計監査会で多額の使途不明金が発覚し、その際に香川容疑者は連合会の通帳4通と残高証明書3通を偽造したことを認めている。その後、会長職を辞任したが『口座管理は勝倉事務局長が行い、自分は私的流用していない』と弁明。一方の勝倉容疑者は『香川会長の指示で出入金した』と話しており、連合会は両者を刑事告訴しています」(前出・記者)


現在、関連団体も含めると実に計6億8,000万円もの不正出金が分かっており、警視庁はこの大半に両容疑者の関与があるとみて調べているところだ。


「香川容疑者は地元山口県の名士で5期10年も連合会会長を務め、政治家ともパイプを持っていた権力者。幼児教育無償化の法改正の陳情など、成果はあったが決して幼児教育者として名を上げた人ではなかった」(連合会関係者)


園児のための資金で豪遊した、見下げ果てた教育者の犯行が今後明らかになる。