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亡くなった島田陽子さん57歳で挑んだセクシービデオの“禁断シーン”

島田陽子さん
島田陽子さん(C)週刊実話Web

7月25日午後0時57分、大腸がんによる多臓器不全のため都内の病院で亡くなった女優の島田陽子さん。彼女が駆け抜けた69年間の人生は、まさに波瀾万丈だった。

中学時代に劇団若草に入団した島田さんは、1971年から放送されたドラマ『続・氷点』でヒロインを演じ、最終回の視聴率が42.7%を記録するなど、一気にトップ女優の仲間入り。74年に中村雅俊主演の青春学園ドラマ『われら青春!』でヒロインの女性教師を演じると、若い世代からも圧倒的に支持された。

76年には、菅原文太主演の映画『トラック野郎・望郷一番星』に3代目マドンナとして出演。同年には、映画『犬神家の一族』のヒロイン役でも脚光を浴びている。

80年には、米NBC制作のテレビドラマ『将軍 SHOGUN』のヒロイン役に抜擢され、ゴールデングローブ賞で主演女優賞を受賞。「全米の恋人」と呼ばれ、日本では「国際女優」の呼び名が定着したのである。

「プライベートでは、87年から4年間も内田裕也さんと不倫交際。島田さんと結婚するため、内田さんは妻の樹木希林さんと離婚しようとしましたが、希林さんが訴訟を起こして抵抗し、結婚は叶わなかった。結局、島田さんは94年にテレビの照明技術者と結婚しましたが、2019年7月に離婚しています」(芸能記者)

少女のような薄い色のバストトップ

この頃から金銭トラブルも相次ぎ、〝お騒がせ女優〟のレッテルを貼られた島田さんは仕事が激減。92年にはヘアヌード写真集を発売、11年には57歳でセクシー女優としてデビューし、世間に衝撃を与えた。

芸能人専門レーベル「MUTEKI」からリリースされた作品のタイトルは『密会』。結婚10周年の記念日を迎えた人妻役で、開始3分で着替えのシーンが入り、ベージュのスリップ越しに、いきなりバストトップを披露する。

自転車で買い物途中、ランニング中だったロン毛のイケメンマッチョな青年とぶつかり、ネックレスが切れてしまう。青年は、「工具で直せる」からと島田を自宅に誘う。

痛めた足も手当てしてもらうと、恍惚の表情を浮かべる島田。そのまま自然な流れでベッドシーンへ。

「親子ほど年下の若い青年のロン毛をかき上げ、愛おしそうに抱きしめ、行為に突入するんです。行為自体は、さすがに〝擬似〟だと思われますが、還暦前とは思えぬ少女のような薄い色のバストトップと、胸元の大きなホクロが印象的でした」(セクシービデオ専門ライター)

続編となる2作目の『不貞愛』では、帰宅した夫と風呂場やソファーで絡むが、若い男が忘れられず、再びイケメンマッチョの元へ。前作よりハードな濡れ場に挑戦していた。

3年ほど前から大腸がんを患っていたというが、女優復帰を目指して抗がん剤などは使わず、療養していたという。

「1年ほど前から、憧れていたという革命家チェ・ゲバラに関するドキュメンタリー映画のプロデュースを始めていたそうです。実際、アルゼンチン人の監督とも打ち合わせを済ませ、ご自身がナレーションを担当する予定だったそうですから、無念だったでしょうね」(前出・芸能記者)

昭和を代表する名女優が、また一人、天に召された。

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