過去10年、3連単の最高配当は2015年の12万馬券で、イメージほどは荒れていない有馬記念。1番人気馬が【5・2・1・2】と安定していることも要因の1つ。ただ、今年はジャパンカップの3強が不在で混戦模様。波乱の可能性も十分ある。
★フィエールマン
3200メートルの天皇賞・春を連覇しているだけに、前走の天皇賞・秋は距離不足も懸念されたが、メンバー中最速の上がりを繰り出しアーモンドアイに半馬身差の2着まで迫ったフィエールマン。能力の高さを示した。昨年の有馬記念は、凱旋門賞帰りで4着。今年は国内での調整なので、それ以上の着順を期待するのが自然だろう。ルメール騎手とのコンビも、国内では【3・1・1・0】と問題なし。大崩れは考えにくい。
★カレンブーケドール
勝利は昨年5月のスイートピーSが最後となっているカレンブーケドールだが、通算【2・6・2・2】と、とにかく堅実で5着以下はない。前走のジャパンカップも、2着コントレイル、3着デアリングタクトとタイム差なしの4着。ここに入っても地力は互角以上と見る。中山でも【1・1・1・0】で、道悪もこなせる。今回は歴代最多の有馬記念4勝男、池添騎手との新コンビ。惜敗続きにピリオドを打てるか。
オーソリティは父&母父とも有馬記念2勝馬!
★ワールドプレミア
昨年は菊花賞を勝った勢いで有馬記念も3着に好走したワールドプレミア。その後、態勢が整わず休養が長引いたが、11カ月ぶりの実戦となった前走のジャパンカップは、6着とまずまずの競馬を見せた。菊花賞も半年の休養明け2戦目での勝利だったように、ひと叩きして体調の上積みがあれば侮れない。
★オーソリティ
青葉賞を2分23秒0の好タイムで勝利後に骨折が判明、ダービー出走は叶わなかったオーソリティだが、休養を挟んで臨んだアルゼンチン共和国杯で初対戦の古馬勢を一蹴し、ここに駒を進めてきた。父オルフェーヴル、母の父シンボリクリスエスともに有馬記念を2勝。中山芝2500メートルは初だが、血統的な裏付けはある。
★バビット
前走の菊花賞は10着に敗れたバビットだが、これは逃げられなかったことが大きい。同型馬キセキの存在は気になるものの、ここはハナを主張するはずで、先手を取ってマイペースに持ち込めれば変わり身はある。過去10年、前走が菊花賞だった3歳牡馬は【4・1・2・3】と好走率が非常に高い。
あわせて読みたい
- [New] 『護られなかった者たちへ』/10月1日(金)より全国公開〜やくみつる☆シネマ小言主義
- [New] 『「全裸監督」の修羅場学』著者:村西とおる〜話題の1冊☆著者インタビュー
- [New] 『死る旅』著者:松原タニシ〜話題の1冊☆著者インタビュー
- [人気] 『スーパー戦闘 純烈ジャー』/9月10日(金)より全国公開〜LiLiCo☆肉食シネマ
- [人気] 『知らないと恥をかく 世界の大問題12 世界のリーダー、決断の行方』著者:池上彰〜話題の1冊☆著者インタビュー
- [話題] 『マイ・ダディ』/9月23日(木)より全国公開〜LiLiCo☆肉食シネマ
- [話題] 『サメ映画大全』著者:知的風ハット~話題の1冊☆著者インタビュー
- [話題] 『フリー・ガイ』/8月13日(金)より全国公開中~LiLiCo☆肉食シネマ