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わくわく『地方競馬』情報~第12回習志野きらっとスプリント/第29回マイルグランプリ

わくわく『地方競馬』情報
わくわく『地方競馬』情報 (C)週刊実話Web 

競走距離1000メートル以下のレースのみで構成される「スーパースプリントシリーズ」。そのファイナルレース『第12回習志野きらっとスプリント』(SⅠ・1000メートル)が7月26日、船橋競馬場で開催される。

全国各地から快速自慢のトップスプリンターたちが集う一戦。ファイナルの名にふさわしく、毎年ハイレベルなレースが繰り広げられてきた。

NARグランプリ最優秀短距離馬に選出されたダートグレード競走5勝のラブミーチャン(2011年~13年)や、船橋記念3連覇のナイキマドリード(14年)、船橋記念2勝のアピア(18年)など、歴代の勝ち馬には時代をけん引したトップスプリンターが名を連ねる。

過去10年を分析すると、勝ち馬は1~3番人気馬のみで単勝の平均は3.3倍。過去10回のうち9回が1~4番人気のワンツー決着と、なかなか高配当は狙いにくい。優勝馬の前走は多岐にわたるが、短距離のダートグレード競走か優先出走権の与えられるレースで好走した馬がほとんど。例外は1600メートル以上の重賞で惨敗したが、得意の短距離に戻って力を発揮するケース。どちらにしても強敵相手に先行できる快速馬は、前走の着順にかかわらず狙ってみたい。

出走することさえ厳しいレース…

さて、翌27日に大井競馬で開催されるのは、『第29回マイルグランプリ』(SⅡ・1600メートル)だ。

真夏のマイル戦は、スピードと持久力のバランスが試される厳しい戦いとなる。過去の優勝馬には昨年地方所属馬として初めてJBCクラシックを制したミューチャリーをはじめ、アマゾンオペラ、アブクマポーロ、アジュディミツオー、フジノウェーブなど、地方競馬を代表する名馬の名が刻まれている。マイルグランプリは、レベルが大変高い上に出走頭数の関係で出走することさえ厳しいレース。1、2着馬に優先出走権を得られる前哨戦のマイルグランプリトライアルは、非常に重要なレースと言える。

今年のトライアルは、9歳になるグレンツェントが4馬身差の圧勝劇を見せた。毎年夏になると調子を上げてくるベテランだけに、マイルグランプリ3年連続2着の雪辱を今年こそ果たすことができるか、注目だ。

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