今どこにいるのか、何をやっているのかも分からない歌手・中森明菜の動向が、近く明らかになるかもしれない。
「明菜は非常に繊細な女性です。テレビで呼び掛けられたら連絡してくる可能性は高い。本来は、とても相手に気を使う人なんです」(明菜をよく知る音楽ライター)
去る7月18日、テレビ東京系にて音楽番組『3秒聴けば誰でもわかる名曲ベスト100』が放送された。当時16歳の明菜の大ヒットデビュー曲『スローモーション』がVTRで流れた後、画面はスタジオに切り替わり、司会の徳光和夫がゲストの歌手・小柳ルミ子に話を振った。
「小柳が、ひと呼吸おいて『最近、どうしているの?』とカメラに向かって語り掛けたのです。『この番組を見ていたら、連絡くださいね』とも。小柳は明菜と親交があって、自分のショーで明菜の『DESIRE-情熱-』を歌うほど彼女のことを評価している。明菜も小柳の曲が好きで『瀬戸の花嫁』をテレビで歌ったこともある。その小柳からテレビで呼び掛けられたら、明菜だって返事をしないわけにはいかないでしょう」(同・ライター)
NHKも特番放送でラブコール
明菜は今年、デビュー40周年。かつて明菜といえばバッシング記事のオンパレードだったが、最近は礼賛記事が目立つ。
「音楽界ではしばしば『本物の歌姫は誰か』と論議になる。故・美空ひばりさん、明菜、宇多田ヒカル、引退した安室奈美恵さん…などの名前が挙がります。ひばりさんは〝歌姫〟というより〝女王〟でしょうか。宇多田や安室さんは低迷の時期があるので、やはり明菜ということで落ち着く感じです」(レコーディングディレクター)
7月9日にはNHKが伝説のコンサート『中森明菜 スペシャル・ライブ1989 リマスター版』を放送。15日にはBSプレミアムで『中森明菜スペシャルライブ~2009・横浜』が放送された。
「明菜は所属事務所を持たないフリーだし、出たいときに出ることができる。だからNHKも明菜の特番放送でラブコールを送っているのでしょう。明菜も復帰したくなったら、小柳に連絡する可能性大です」(前出の音楽ライター)
歌姫の復活が待たれる。