スポーツ

羽生結弦“意味不明会見”から見えた2026年冬季五輪電撃参戦の可能性

羽生結弦 Iurii Osadchi
(画像)Iurii Osadchi / Shutterstock.com

フィギュアスケート界のレジェンド、羽生結弦が7月19日に行った〝プロ転向会見〟に、「意味不明」という声が続出している。と同時に、会見に出席した記者たちの質問に対しても「一体、何を聞きたいのか」と批判が集まっている。

「羽生の発言はサッパリ分かりませんでした。要は『引退会見』なのでしょう。それを〝プロ転向〟と持って回った言い方で意味が分からない。最初から『引退します』で良かったと思います」(週刊誌記者)

羽生は今後、プロスケーターとしてショーを中心に活動。競技には出ないのだという。

「最初の方に質問をしたNHKや民放キー局の記者は全くツッコミがなかった。誰もが知りたいことを聞く能力がない。取材者失格ですよ」(同・記者)

要は2026年の次期冬季五輪、イタリアで行われる「ミラノ・コルティナダンペッツォ大会」を諦めたのかということだ。羽生自身は、「よりうまくなりたい」「もっと高いところを目指したい」…と言うばかり。高校野球ではプロに進むことを引退とはいわないので、自分も引退ではないと。

「高校野球は、決まった大会が終わると引退とは言いませんけれど、退部です。でないと3年生はずっと試合に出てしまう。言葉は違いますけれど、引退のようなもの」(女性誌編集者)

体操の内村航平は“プロ”で東京五輪に出場したが…

羽生は今後、プロとしてクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の完全成功を目指すという。

「ショーで4回転半を成功するのもいいでしょう。でもショーは競技ではない。その違いを聞かないテレビや新聞の取材は、どうなのでしょう。女性誌や週刊誌には、そういう質問の場がほとんどない。歯切れの悪い会見でした」(同・編集者)

ショーで高いところを目指せば、みんな納得するのだろうか。

「体操の内村航平はアマからプロに転向。練習場を自分で確保して昨年の東京五輪に出場。フィギュアも所定の大会で得点を取れば、五輪キップの可能性もあるのでは。フィギュア五輪メダリストの高橋大輔はアイスダンスの現役。羽生は日本スケート連盟の強化選手として7月現在、トップ扱い。年齢も、まだ若い。五輪はどうするのか。〝引退撤回〟は海外ではよくある話。そのあたりを取材陣にキチッと聞いてほしかったですね」(同)

次期大会のリベンジを、みんなが期待している。

あわせて読みたい