12月10日に最終回を迎えたばかりなのにテレビ朝日が異例の早さで第2弾を内定したドラマ『七人の秘書』。その理由は人気ドラマ『相棒』や『科捜研の女』を凌駕する期待値の高い結果を叩き出したからだ。
「最終回スペシャルの世帯視聴率は16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、全8話の平均視聴率も14.5%を記録した。米倉涼子が『ドクターX』続編を渋り続ける中、頼みの『相棒』や『科捜研の女』がマンネリ化で視聴者が少しずつ離れ始めていた。まさに朗報というべき快挙ですよ」(芸能プロ関係者)
制作関係者からはこんな本音も漏れてきた。
「ここだけの話、テレ朝上層部は『七人――』がまさかここまでヒットするとは夢にも思わなかったんです。むしろ唐沢寿明主演の『24 JAPAN』の方が当たると踏んでいた。まあ『七人――』に関しては、いい意味で期待を裏切られたわけです」(事情通)
ドラマ『七人の秘書』は、銀行常務秘書(木村文乃)、警視庁警務部長秘書(菜々緒)、都知事秘書(大島優子)ら6人プラス元代議士秘書(江口洋介)の計7人が、立場を利用して悪事を働いたり、弱い者を虐げたりする権力者を徹底的に懲らしめる現代版仕置き人を彷彿とさせる勧善懲悪ドラマだ。
『科捜研』『相棒』のスポンサー反応はイマイチ!?
「脚本は『ドクターX』の中園ミホ。制作チームも『ドクターX』と同じなんです。そもそも、テレ朝にとってドラマタイトルに〝七人〟というフレーズが入るのは気合いを入れている証拠です。東山紀之主演の人気シリーズ『刑事7人』や、かつては釈由美子主演の『7人の女弁護士』、賀来千香子主演の『七人の女弁護士』などのヒットドラマが挙げられるんです」(前出・芸能プロ関係者)
ここに来て、ようやく『ドクターX』以来の視聴率を生み出す金の成る木を育むことができたテレ朝。
「『科捜研』や『相棒』が視聴率二桁台をキープし、絶好調のように思われているが、実際は違う。スポンサーの反応は芳しくないんです。この2ドラマに共通しているのはFM4層(60歳以降の男女視聴者)と呼ばれる視聴者層です。明らかにリタイアしたシニア層が圧倒的多数を占めている。この層は購買意欲が乏しく、スポンサーにしたら旨味がないわけですよ。すでに広告界やテレビ界における主な視聴者層は男女13~49歳で構成されるコア層が中心なんです。CM出稿金額も千万単位で変わってきます。『科捜研』や『相棒』の枠が2000万円~とするなら『七人』は倍の4000万円~の価値がある」(大手広告代理店関係者)
果たして、『七人の秘書』は『ドクターX』を超える失敗しない看板コンテンツになり得るのか、要注目だ。
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