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フジテレビ“ヒットメーカー”も退職でジリ貧!過去ドラマを突然映画化する裏事情

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フジテレビ (C)週刊実話Web

2003年、2006年に放送され大ヒットを記録した連続ドラマ『Dr.コトー診療所』(フジテレビ系)が映画化され、今年の年末12月16日(金)より公開されることが決定した。

吉岡秀隆が主人公の〝Dr.コトー〟こと五島健助を演じ、赴任先の離島の人々との関わりや命の尊さを描いた作品。ファンは久しぶりの名作の続編に喜んでいるが、フジテレビでは微妙な空気が流れているという。

「すでに撮影に入り、フジとしては今期の目玉として、過去作品の再放送なども編成して盛り上げていくようです。柴咲コウ、泉谷しげる、時任三郎などおなじみのメンツとともに、ゲストとしてかなりの大物をブッキングしているという話もある。力の入れようは相当なものです。ただ、局を代表するドラマとはいえ、新コンテンツではなくわざわざ続編映画を作るということに、若手製作陣は反感を覚えているようです」(スポーツ紙記者)

視聴者の側も同様に感じる点があるだろう『Dr.コトー診療所』の久しぶり過ぎる映画化。そこには、フジのコンテンツ不足が関係しているという。

「GACKTの突然の休養宣言で、撮影の準備をしていた映画『翔んで埼玉』の続編がお蔵入りになってしまった。『ルパンの娘』も深田恭子のプライベートのトラブルなどもあり、なかなか映画作品を作れない。そうこうしているうちに、『翔んで埼玉』『ルパンの娘』などのヒット映画を製作していた映画監督の武内英樹氏が、早期退職者制度でフジを去ってしまった。各番組の視聴率が一向に上がらない中で、映画に活路を見いだしたいフジは、苦肉の策で『Dr.コトー』の映画化を進めたようなのです」(芸能関係者)

木村拓哉主演作品はNGか…

さらに、新たに社長に就任した港浩一氏の意向も反映されているという。

「港氏は、今のフジでは彼が手掛けた『とんねるずのみなさんのおかげです』のような国民的人気となるバラエティー番組は作れないと分かっている。そこで、ドラマをヒットさせ、さらに映画版などで収益を上げる仕組みを作りたがっている。ただ、なかなか現状では映画化にできそうなドラマも見当たらないので、当面は過去にヒットしたドラマの掘り起こし作業を続けるようです」(スポーツ紙記者)

『Dr.コトー診療所』の他にもいくつかの過去ドラマが標的になっているという。

「かつて大ヒットした『踊る大捜査線』に関して、主演を務めた織田裕二サイドに確認したようですが、映画化はもちろん却下。木村拓哉の主演作品に関しても、ジャニーズ事務所からNGが出ているのだそう。そこで劇場版も人気のあった『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』の続編に白羽の矢が立ったようです。出演者の新垣結衣と戸田恵梨香は乗り気ではないとのことですが、主演の山下智久を主軸として新たな若手フライトドクターとの話になるといわれている。今後も懐かしいドラマの映画化は続きそうな気配です」(同・記者)

過去作品の映画化はテレビ局からすると、確実に稼げる優良コンテンツとして重宝されるということだ。

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