社会

安倍元首相銃撃事件でネット上にあふれる陰謀論“第二のケネディ”を指摘する声も

安倍晋三元首相
安倍晋三元首相(C)週刊実話WEB

7月8日に奈良市で参院選の街頭演説中だった自民党の安倍晋三元首相(享年67)が、元海上自衛官・山上徹也容疑者(41)に射殺された事件で、ネット上にはさまざまな〝陰謀論〟が渦巻いている。

彼らが疑問視しているのは、安倍元首相の「銃創」だ。

「後ろから撃たれたと報じられていますが、1発目の銃声で振り向いた安倍元首相は、山上容疑者と向き合う格好になった。そこで2発目が放たれ、安倍元首相は被弾した」(社会部記者)

救命にあたった奈良県立医科大学の医師によると、安倍元首相の首元には2つの銃創があり、左肩に「射出口」と思われる穴が1カ所あったというが、体内から銃弾らしきものは発見されていない。それなのに、心臓を大きく損傷していたという。

「安倍元首相の胸には〝皮下出血〟があったものの、銃創はないと医師が説明しています。銃撃直後にYシャツをはだけ、AEDを装着された写真を見ても、胸からの出血は一切、見られない。皮下出血は、心臓マッサージで強く胸部を圧迫された際に生じたものだと考えられます。容疑者と真正面から向き合い、首元から弾丸が入ったのであれば、首の後ろに銃弾が抜けるか、体内に残っていると考えるのが一般的。ところが、心臓に穴が開いていたため、『首から入った銃弾が体内で曲がって心臓を傷つけたのか?』と疑問の声が上がっているわけです」(同・記者)

「あいつはただの〝おとり〟だ」

ネット上には、〝第二のケネディ事件〟だと指摘する声も多い。

《低いとはいえ登壇してた安倍さんに発表された角度で銃弾が入って心臓まで到達するはずがないと医療従事者の主人が言ってます。あいつはただの〝おとり〟だと。腑に落ちた。ケネディ暗殺を思い出しました》

《安倍総理の銃撃、数メートルの背後から散弾銃で撃たれたそうだが、それならすぐ近くに立っていた自民候補者にも銃口から放射状に広がる散弾が命中しててもおかしくないのではないか・・・? ケネディ大統領の時のように、致命的な射撃(狙撃)が別方向からあった可能性は…?》

《違和感だらけの今回の事件、心臓に穴が開いていた? 左肩に射出口がある? いやいやいや、犯人は安倍さんの左後方にいたでしょ。どうして、右側から弾丸が入って、左に抜けるの? これはケネディ暗殺の時と同じ構図ではないのですか?》

安倍晋三元首相が撃たれた現場を調べる捜査員(C)週刊実話WEB

ネット上には、山上容疑者は〝おとり〟で「ビルの上などから別人に狙撃されたのではないか」という推測が多い。

「首元から入った銃弾が心臓を撃ち抜くには『斜め上から狙わないと無理だ』というのがネット民の推測です。ただ、骨などに当たって体内で〝跳弾〟のように銃弾の角度が変わることもあるとか、着弾したショックで体内に波紋のような衝撃が伝わり、他の臓器を傷つけることもあると説明している医師もいます。いずれにしても、会見をしたのは必死で救命措置にあたった医師ですから、どこから銃弾が入って、どう角度が変わったかなどについて、そもそも検証も説明する義務もない。解剖医だけが真実を知っているはずです」(前出・社会部記者)

一刻も早い真相解明が待たれる。

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