世界経済フォーラム(WEF)が発表した2021年版の『旅行・観光開発ランキング』で、日本が初の世界1位に輝いた。
「WEFランキングは隔年で発表され、日本は10年代から年々順位を上げてきたのですが、今回は特に『航空輸送インフラ』と『旅行・観光の需要喚起』で高評価を得ました。また、日本が新型コロナの感染防止対策をうまく行っていることも、高く評価されたようです」(トラベルライター)
観光客受け入れ体制整うか…
6月10日には、外国人観光客の受け入れが「解禁」され、日本の観光産業が息を吹き返すと期待されているが、喜んでばかりもいられない。コロナ禍における入国制限で需要が激減したことから、転職する通訳案内士(通訳ガイド)が続出し、その回復が容易ではないのだ。
「あるガイドは、収入が10分の1に激減した月もあり、やむなく転職。すでに定職となり、そう簡単には復帰できないのです」(同)
以前から通訳案内士の5割超が首都圏に集中し、言語も英語に偏っているなど問題が指摘されていたが、今や頭数自体が不足しているとは…。観光客の受け入れ再開に思わぬ打撃となるかもしれない。
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