太田光 、池上彰(C)週刊実話Web
太田光 、池上彰(C)週刊実話Web

池上彰、太田光の不完全燃焼に視聴者「がっかり」3年後にオファーはあるか?

7月10日に放送された民放テレビ各局の参院選開票特番の視聴率が判明した。


平均世帯視聴率では、日本テレビの『zero選挙2022』が9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でトップ。2位はテレビ東京『池上彰の参院選ライブ』の7.1%で、テレビ朝日『選挙ステーション2022』は7.0%の僅差で3位、以下、TBS『選挙の日2022』6.4%、フジテレビ『Live選挙サンデー2022』5.7%という結果だった。


【関連】7月10日参院選「開票特番」の“期待値”徹底比較!民放で最注目の番組は…ほかこれまでは、テレ東に選挙特番を任されたジャーナリストの池上彰氏が舌鋒鋭く各党党首や候補者を質問攻め。〝池上無双〟と恐れられ、民放トップの視聴率を叩き出していたこともあるが、今回は2位。前回の国政選挙(2021年の衆院選)でも、日テレの『zero選挙』が10.8%に対し、池上特番は7.6%で2位に甘んじていた。

安倍元首相の事件で自粛?

しかも、今回の特番では、いつもの〝池上節〟は鳴りを潜め、淡々とした質問に終始していたのも印象的だった。

そのため、番組では「〝池上無双〟の切れ味は…鋭かった?鋭くなかった?」という視聴者アンケートに苦笑する一幕も。結果は「鋭かった」が44%で、「鋭くなかった」が56%。これには「番組のスタッフ〝忖度〟がないですね」と愚痴り、「もうそろそろ退陣しろということなんでしょうかね」と頭をかいていた。


この評価については、池上氏自身がこう釈明している。


「安倍元総理の事件が起きましてから、選挙の特番の伝え方、やり方も考え直した方がいいんじゃないかということがありまして。私も、これまでと比べると、ちょっと抑えているところがある。そこが〝切れ味がよくない〟という指摘になるのかなと思います」


一方、昨年の選挙特番で、選挙区で落選した甘利明氏に「ご愁傷様でした」と言い放ち、二階俊博氏にも「いつまで政治家続けるつもり?」と失礼な質問をぶつけて大炎上した爆笑問題の太田光も〝自粛気味〟。岸田文雄首相に「日本は大丈夫なんですか?」と何度も詰め寄ったものの岸田首相が冷静に切り返し、立民の泉健太代表にも「野党共闘の限界」などを質問したが、空振りの印象だった。


唯一、立民の主張が届いていなかったとコメントした蓮舫氏には、「届いた上で支持が下がっているのでは?」とチクリ。しかし、その後は過去の民主党政権の話題などに脱線し、こちらも不完全燃焼に終わった。


ネット上には、池上氏と太田に期待していた視聴者から「がっかりした」との声が殺到している。


「今回ばかりは仕方ない。安倍晋三元首相の事件さえなければ、2人ともガンガンいけたはずです。次の特番に期待したいところですが、岸田首相が解散しない限り、選挙特番は3年間ありません」(全国紙記者)


その頃には、2人に代わる若手の論客が幅を利かせているかもしれない。