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「安倍元首相銃撃」過去には市長が暴力団員に射殺されたケースも

安倍晋三元首相
安倍晋三元首相 (C)週刊実話Web

7月8日午前11時半ごろ、奈良県にある近鉄・大和西大寺駅駅で発砲事件があり、演説を行っていた安倍晋三元首相が銃で撃たれ、心肺停止の状態になっている。

捜査関係者によると、安倍元首相は背後から散弾銃で2発撃たれ、その後、心臓マッサージを受け、病院にヘリで搬送された。

奈良県警が現場で取り押さえた男は、奈良県在住の山上徹也容疑者(41)。元海上自衛官だという。

山上徹也容疑者の自宅マンション前に集まった報道陣(C)週刊実話WEB

「現場では銃声のような音が2回聞こえ、その後、安倍元首相が血を流して倒れたということです。現在、心肺停止で、警察は殺人未遂容疑で逮捕した山上容疑者を取り調べています」(社会部記者)

金丸信氏も3発撃たれた

ネットの書き込みも、安倍元首相の事件一色だ。

《これ本当に日本での事件ですか? ちょっと信じられない。マジで震えが止まらないんだが》

《政治に対する暴力があってはならない。拳銃で背後から撃たれたらしいけど、あり得ないだろ…》

《ついに日本もこういった事件が起きるようになってしまったか。まるでアメリカのようじゃないかよ…》

《治安のいいはずの日本で銃撃事件。しかも、元総理が狙われたという。無事だといいが…》

《海外の狙撃事件のようなことが日本でも起きてしまうとは本当に信じられない。とにかく助かってほしいです》

まさに前代未聞の事件だが、過去にも政治家が襲われた事件は決して少なくない。

安倍晋三元首相が撃たれた現場には広範囲に規制線が敷かれた(C)週刊実話WEB

1990年1月には、当時長崎市長だった本島等氏が右翼団体幹部に銃撃され、全治1ヵ月の重傷を負った。また、2007年には本島氏の後任であった伊藤一長市長が、市長選の最中に暴力団幹部の男に射殺されている。

90年2月には、衆院議員選挙に立候補していた浜田幸一氏が、個人演説会直後、暴力団組員に金属棒で殴られてケガを負い、92年3月には金丸信自民党副総裁(当時)が、講演会終了直後に約5メートルの至近距離から拳銃で3発撃たれたが、幸いにもケガはなかった。

02年には、民主党の石井紘基衆院議員が右翼団体代表に自宅前で刺殺される事件も起きている。

どんな理由があろうとも、暴力は許されない。

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