(画像)Luis Molinero / shutterstock
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「イジメ」「個人情報ダダ漏れ」追い込まれたテレビ業界のコンプライアンス問題

テレビ各局がいずれ降りかかるであろう難問に戦々恐々としている。


近い将来、テレビ朝日の『ポツンと一軒家』や日本テレビの『月曜から夜ふかし』などの人気番組が、内容変更を迫られたり、最悪の場合、視聴率に関係なく打ち切りの憂き目に遭う可能性が浮上しているのだ。


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まずは、テレ朝にとってまさにドル箱コンテンツの『ポツンと一軒家』。


「あの番組を視聴している人がすべて善人だとは限らないわけです。悪く言えば、個人情報のバーゲンセールですよ。番組冒頭でGoogle Earthの地図で場所を限定する。さらに、その自宅周辺を取材し、ターゲットとなる一軒家の住人の家族構成や仕事などがタレ流しなわけです。もし、泥棒や詐欺師が番組で取り上げた対象者に興味を持った場合、厄介なことになるわけです」(事情通)


幸いにも、これまで番組内で取り上げた自宅が空き巣などの被害に遭ったという報告は上がっていない。


「世の中が不景気になれば、予期しなかった展開も起きるはず。もしも『ポツンと一軒家』が犯行動機になった場合などを考えると、番組サイドは責任を負えなくなる。自主的に終了の選択を取らざるを得ないですね」(同)


『ポツンと一軒家』が〝ドル箱〟の理由は単純明快だ。


「制作費が安いんです。1本1300万円前後ですね。メインの所ジョージと林修に、それぞれ150万円と80万円。収録は2本撮り。しかも、平均世帯視聴率15%前後をキープする人気番組です。スポンサーも途切れない」(制作関係者)

どちらも制作費は安いが…

続いて、イジメや地方軽視などのコンプライアンス的問題で槍玉に挙がり始めているのが日テレの『月曜から夜ふかし』だ。

「番組内で人気のコーナが地元民へのインタビュー。的外れな面白い答えをした人だけを編集し直して放送する。もちろん、しっかりと出演承諾書を書いてもらっていますよ」(放送作家)


最近、この出演承諾書が問題視されているのだ。


「承諾書は小さな文字で書かれていて、目につくのは制作・著作は日テレに帰属するとか、基本はテレビ局側に優位な内容しか書かれていない。一部から『あんな使い方をされるなら絶対に出演しなかった』『馬鹿にされている気がして嫌になった』といった感想がネットなどに上げられている。もし、こういった人らから裁判を起こされれば、相当ヤバい」(制作事情通)


『月曜から夜ふかし』の制作費も1本1000万円弱と安上がり。


「マツコ・デラックスが120万円、村上信五が100万円です。あとは番組スタッフがVTRを回すだけで、お金はかからない」(芸能プロ関係者)


ポツンと夜ふかしはNG。