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三浦春馬さん(享年30)〜衝撃2020芸能人“孤独死”FILE

三浦春馬さん
三浦春馬さん(C)週刊実話Web

今年7月18日、東京都港区の瀟洒な自宅マンションにあるクローゼットの中で、俳優・三浦春馬さんが首を吊っているのを、自宅を訪れたマネジャーが発見。すぐさま近くにある総合病院に緊急搬送されたものの、死亡が確認された。まだ30歳という若さでの、あまりに早すぎる死であった。

三浦さんの死をめぐっては、当初、SNS上での誹謗中傷が原因であるかのように断定する報道が一部でなされていたことから、すぐさまネット上ではその犯人さがしが行われ、該当すると思しき一般ユーザーへの〝制裁〟が下される事態に発展した。その後、こうした誹謗中傷のほかにも、人間関係の悩みなど、さまざまな憶測が流れることとなり、結局のところ、本当の意味で「なぜ自殺したのか?」という点については、現在も明確な理由が明かされていないというのが実情だ。

「遺書はなく、日記に自殺をほのめかすようなことが書いてあったとする報道もありましたが、明確な動機は分からないというのがもっぱらの噂です。SNS上の誹謗中傷はあまり関係ないんじゃないでしょうか」(ある映画関係者)

事件当初から現在に至るまで、遺書こそ発見されていないものの、日記には三浦さんが自殺について考えるようになり、どのような形での死が自分にふさわしいかなどを模索していたことが記されていたという。しかし別の関係者によれば、こうした日記の内容は、三浦さんの「死」に何ら関係ないと指摘する。

「三浦さんは賢いタイプなので、自分が死ねば、当然、日記が発見されることは分かっていたはずです。ですから、人の目に触れるという前提で、あえてそうした日記を書いたのではないでしょうか。要は、小道具です。本心ではなく〝演出〟のための道具だったんだと私は感じています」(某民放キー局ディレクター)

三浦春馬さんの死は“事故に近い自殺”か…

実はかねてより、三浦さんをめぐっては、ごくごく親しい人以外には本当の顔を見せず、しっかりとした、あくまで役者を意識した立ち居振る舞いをしていたという話がある。それは、仕事場ではもちろんのこと、プライベートにおいても「俳優・三浦春馬」を演じきっていたと思われるほどだという。

そのように周到な人物であるがゆえ、自身の死後に発見されることを想定して、本心とは別に〝小道具〟である日記の上では、わざと「それらしいこと」を書いていたのではないか。そんな見方が出るのも、どこかうなずけるところだ。

しかし、仮にそうだとすれば、三浦さんにとっての〝本当の動機〟はいったい何だというのか。芸能界に多くの顧客を抱える人気カウンセラーのK氏は、こう分析する。

「三浦さんは以前から、いろいろと考え込みすぎて、寝不足になりがちだったり、それを避ける目的で一人で深酒をしてしまったりすることが、多々あるという報道がありました。そうした状況から考えて、睡眠導入剤などを処方されていた可能性は捨てきれない。睡眠導入剤とアルコールの組み合わせはタブーですが、中にはそれをやってしまう人も結構います。三浦さんの場合も、そういうケースかもしれません」

1990年代に活躍した米国のバンド『ニルヴァーナ』のカート・コバーンは、睡眠薬のフルニトラゼパムとシャンパンのカクテルを常用し始めて、わずか数週間後に自殺を遂げたという。人気カウンセラー・K氏の推測が正しければ、三浦さんの場合もそうした〝限りなく事故に近い自殺〟だったのか…。

数々の名演技を遺して逝った三浦さんのご冥福を祈りたい。

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