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「ジャニーズのコンサート費用が欲しかった」特殊詐欺で逮捕された風俗嬢の呆れた動機

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ジャニーズ事務所 (C)週刊実話Web

ジャニーズのコンサート費用を稼ぐため、「闇バイト」に応募。特殊詐欺に加担した住居不定の風俗嬢(28)が逮捕された。

この風俗嬢は、もともと福岡県の店舗で働いていたが、新型コロナの影響で仕事がなくなり、寮も追い出されたという。

今年5月20日ごろに上京した風俗嬢は、池袋のネットカフェなどを転々としているうちに、ネット上で「即日即金高収入」の闇バイトを見つけて応募。女性銀行員を装い、6月3日に80代の男性の自宅を訪れ「キャッシュカードの確認で回っています」「ICチップを交換する必要があるので暗証番号を教えてください」などとウソを言い、キャッシュカード2枚を盗んだ。

「男性が妻と相談し、『これは詐欺だ』と気づいて110番通報。風俗嬢は、〝受け子〟としてカードをすり替えて盗み出した窃盗容疑ですでに逮捕、起訴されており、男性のカードで現金約5万円を引き出した〝出し子〟としての窃盗容疑でも再逮捕された」(社会部記者)

キャバクラや風俗で働くファンも多い

風俗嬢は調べに対して容疑を認め、「好きな男性アイドルグループ、ジャニーズなどのライブチケットの購入資金や遊ぶ金欲しさに、犯罪と知りながら、受け子や出し子をやりました」と供述しているという。

「ジャニーズのチケットは1万円前後ですが、購入する前にファンクラブに入会し、5000円ほどの入会金や年会費を支払う必要がある。以前のように転売はできなくなりましが、チケットが抽選で当たるシステムのため、1人で複数名義でファンクラブに加入する女性も多く、チケットを取るまでにそれなりの金がかかるんですよね」(芸能記者)

今回の風俗嬢のように、ジャニーズの追っかけをするために、高額な報酬が見込める仕事に就くケースも珍しくないという。

「コンサートチケットやグッズの購入資金を稼ぐため、高収入のキャバクラや風俗などで働くファンも多い。今回は、さらにハイリスク・ハイリターンな闇バイトで犯罪にまで手を出している。このようなファンの〝悪しき習慣〟をなくすには、チケットの販売方法などを見直す必要がありそうです」(同・記者)

特殊詐欺や闇バイトといった犯罪に手を染めないよう啓発するイメージキャラクターに、ジャニーズタレントを起用することも検討した方がよさそうだ。

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