(画像)Mix and Match Studio/Shutterstock
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7月10日参院選「開票特番」の“期待値”徹底比較!民放で最注目の番組は…

7月10日に投開票を迎える参議院選挙。開票の20時からは各局が特番を予定しているが、民放で一番見ごたえがある局はどこになるのか。


「日本テレビ系は『嵐』櫻井翔が出演する上、学生たちが政治について意見をぶつけ合うVTRコーナーもあるため、若い世代がとっつきやすいつくり。他にも、投票率の低い世代に興味を持たせようとする工夫が各局イチにじんでおり、学生や20代におすすめです。頭の堅い人々や外国人タレントは『開票特番にタレントを出すな』と口を尖らせますが、こうした起用は、若者の投票率向上を促すために必要なんですよ」(テレビ局関係者)


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逆にとっつきにくいのは、出演者をアナウンサーで固めたテレビ朝日系だという。


「『報道ステーション』キャスターの大越健介が仕切るテレ朝は、大越が元NHK、他の出演者は全員テレ朝アナウンサーとお堅い布陣。それだけに大した魅力もなく、『これならNHKでいい』という面白みのない内容となるでしょう。しかし、田原総一朗が各党の議員や専門家を招き、『朝まで生テレビ!』さながらに討論する夜の部からは、打って変わって見ごたえある番組に変貌します。遅くなってからはテレ朝が安定ですね」(政治ウオッチャー)


最も注目なのは、政治家に忖度も容赦もない直球質問を浴びせ、〝池上無双〟と毎回話題になる池上彰氏出演のテレビ東京系だ。


「池上氏の特番は毎度注目ですが、自民党・今井絵理子氏が出馬している今回は、特に白熱が予想されます。というのも、今井氏が初出馬した2016年、池上氏は沖縄出身の彼女に『つまり、沖縄問題については立候補してから初めて考えるようになったと?』と尋ね、『はい、そうですね』との言質を取っている。ネット上では今井氏に批判が相次ぎ、支持者さえも失望する流れができましたから、6年越しの〝因縁バトル〟は必見でしょう」(同・ウオッチャー)

期待値ワーストの開票特番は…

昨年の衆院選では、『爆笑問題』太田光がTBS系の開票特番に出演し、政治家への発言が「失礼だ」と多くの批判を集めた。太田は今回も同局系の開票特番に出演するが、前回のような切れ味は期待できそうにないという。

「太田は昨年の炎上で大人からこっぴどく叱られたため、前回のようなキレキレ発言は確実に鳴りを潜める。十中八九、各所への配慮で牙を抜かれたように日和った態度になるでしょうね。ただ、冷静に考えると、太田の発言は全く間違っていないんですよ。政治家は国民を見下して偉そうにしますが、本当に偉いのは彼らに票を入れ議員にさせている〝主権者〟の国民ですから。政治家なんて所詮は下僕に過ぎません」(前出のテレビ局関係者)


そして、最も期待が持てない民放局は…。


「最も見る価値がないのは、軽いノリで不真面目な宮根誠司がメインを務め、何かと斜めに茶々を入れる古市憲寿氏が出演するフジテレビ系ですね。かねて〝報道バラエティー〟と揶揄されるつくりになるのが目に見えていますし、BSフジの『プライムニュース』で与党支持の姿勢を隠そうとすらしない反町理氏が出るので、偏向・誘導の恐れまであります」(前出のウオッチャー)


果たして、最も話題を集めるのはどこの局か。