
7月1日に放送されたNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』で、俳優の宮沢氷魚演じる和彦の言動に批判の声が上がっている。
同作は、1964年、まだアメリカ統治下だった沖縄の「やんばる地域」を舞台に、主人公・比嘉暢子(黒島結菜、幼少期=稲垣来泉)が、ふるさとから料理人を目指すストーリー。
6年間交際していた和彦と愛(飯豊まりえ)が結婚に向けて動き出したことに、戸惑う暢子。一方の和彦も、智(前田公輝)が暢子にプロポーズする姿を見てなぜかモヤモヤ。暢子本人に対し、「智と結婚するの?」「僕はこのまま(愛と)結婚していいのかな…。どう思う?」と尋ねだす始末だ。
1日の放送では、世話になっている沖縄県人会会長・三郎(片岡鶴太郎)との酒の席で、結婚に迷っている理由は愛のせいではないことを明言。「このまま結婚したらいけないような気がして…」と率直な気持ちを明かすと、事情を察した三郎は「人間生きてりゃ何度も分かれ道に立つ。その度にエイヤッ。どっちかに進むしかねぇ」と背中を押すようなアドバイスを送った。
「暢子と和彦は同じ下宿先に住んでおり、愛と智を含めた4人グループで仲良くしていました。もし和彦が愛と別れ、暢子と交際を始めるようなことになれば、トラウマ的な経験になること間違いなし。しかしその一方で、結婚後は家庭に入らず仕事を続けたい、パリ支店でファッションを学びたいと願っている愛にとって、和彦との別れは非常に現実的でもあります」(ドラマライター)
もはや朝ドラじゃなくて昼ドラ…
一途に和彦を想い交際を続けてきた愛と、暢子のことが気になって結婚に踏み出せない和彦。視聴者からは、
《愛ちゃんがかわいそうでしんどい。愛ちゃん視点だと、6年間も付き合って親にも紹介した同僚を横からかっさらわれる展開になるってこと? もはや朝ドラじゃなくて昼ドラじゃん》
《20代の女の貴重な6年間を奪っておいて結婚直前で他の女のこと好きになってうじうじうじうじマリッジブルーになってる和彦クズ過ぎてムリ》
《暢子に気持ちがあるというより、結婚話から逃げるために愛ちゃんとは正反対の暢子を気に掛けてるみたいな… 和彦と言うよりクズ彦だわ》
《和彦も「愛には何の問題もないんだけど…」と言いながら結婚に踏み切れずにいるって何様?? 結婚するとなったら突然他の女を意識し始める君には問題大ありですけど…。 手に入ったら興味がなくなるという男性の狩猟本能を表現してるの?? ただのクズにしか見えないよ?》
などと、厳しいツッコミを入れる声が多く上がっている。
得てして、このような一筋縄でいかない展開に、われわれ視聴者は〝ちむどんどん〟させられるのだが…。