金曜の深夜に、あの禁断のドラマが戻って来る！

俳優・松重豊が主演する人気グルメドキュメンタリードラマ『孤独のグルメ Season10』（テレビ東京）が、この10月に始まるという。さらに、大みそか特番『孤独のグルメ　特別編』も6年続けて放送されるというのだ。

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「気がつけば、計10回もシリーズ化されるテレビ東京の人気コンテンツです。深夜帯にもかかわらず、世帯視聴率3〜4％をコンスタントにとっている番組。しかも、コアターゲット（13〜49歳）に限定すると、視聴率は大幅アップするんです。大みそかは他局が莫大な予算を投入するため、最初から肩の力を抜いて番組を編成する方針とか。例年通り、VTR部分と途中から生放送に切り替える構成にするそうです」（制作会社幹部）

テレビ東京の幹部らが揃いも揃って『孤独のグルメ』をベタ褒めする理由は、コストパフォーマンスに秀でているからに他ならないという。

「まず、ドラマ1本の制作費が150〜200万円。松重のギャラ込みでこの値段です。ロケも路地と飲食店のみ。ゲスト俳優は脇役が中心のため、ほとんどかからない。編集もMA（音の制作）も通常のドラマと比較すると3分の1以下。しかも、B級グルメのため、テーマとなる飲食店は無限に存在する。構成も毎回、決まっているのでベテランのADやディレクターなら、簡単に仕上げてしまうんです」（芸能プロ関係者）

“金のなる木”か“打ち出の小槌”か

さらに『孤独のグルメ』は金を生み出す打ち出の小槌でもあるという。

「シーズン9はDVD化され、これまで3000万円ほどの売り上げがあるんです。サブスクの時代に誰がDVDを購入するのかと疑問に感じるかもしれないが、このシリーズには熱狂的なファンが多く存在するんですよ」（制作関係者）

さらに、もう1つ忘れてはならないのが、再放送や有料配信による売り上げ増だという。

「『孤独のグルメ』はBSテレ東で放送され、AmazonプライムやParaviで配信されている。この金額がバカにならない。年間で黙っていても1000万円近い金額が計上されるんです。もちろん、この売り上げの一部は主演の松重や制作会社にも還元される。スタッフの士気は衰えることがない」（テレビ関係者）

継続で松重豊の胃袋の方が心配か。