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JRA重賞『CBC賞』(GⅢ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
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名古屋の放送局名を冠したレースだが、京都の改修による変則開催で、昨年に続いて小倉で行われる。

過去10年、1番人気馬は【2・1・1・6】と心許ない成績で、ここ2年はいずれも4着以下。一筋縄ではいかない一戦だ。

★軸馬=タイセイビジョン

3歳春までに、京王杯2歳SとアーリントンCを勝ち、朝日杯FS2着、NHKマイルC4着と、GⅠでも好走していたタイセイビジョン。その後、やや精彩を欠いた時期もあったが、昨秋以降は京阪杯2着、阪神C4着と復調気配で、前走の春雷Sでも、メンバー中2位の上がりを繰り出し2着。ハンデは軽くはないだろうが、過去10年、斤量57キロ以上だった関西馬は【2・2・3・7】と半数が馬券圏内に好走している。実績を信頼して軸馬に据えたい。

★相手=ファストフォース

格上挑戦で臨んだ昨年のCBC賞は、開幕週で芝の状態もよく、ハンデも52キロではあったが、1分6秒0のJRAレコードで勝利したファストフォース。その後も、北九州記念2着、京阪杯3着と好走し、レコード樹立がフロックではないことを証明している。道悪だった前走の高松宮記念は9着ながら、勝ち馬とは0秒3差。スピードを活かせる開幕週の馬場なら、昨年の再現がある。

★相手=アネゴハダ

ここまで通算【3・0・2・4】のアネゴハダだが、二度の掲示板外は、いずれもマイルのGⅠ(阪神JF9着、桜花賞15着)。1400メートル以下では崩れておらず、小倉芝1200メートルでは、小倉2歳S3着の実績もある。前走の由比ヶ浜特別(2勝クラス・東京芝1400メートル)は、中団を手応えよく追走し、直線半ばから追い出されると弾けるように伸びて後続に3馬身差をつける快勝。まだ3勝クラスの身で、ここは格上挑戦になるが、前述の小倉2歳S3着だけでなく、フィリーズレビューでも2着だったナムラクレア(函館スプリントS勝ち)から0秒3差の3着と、重賞での好走歴あり。潜在能力は高い。

カリボールが“スプリント適性”を見せる!

★相手=カリボール

3歳時は芝1800メートルで3勝を挙げ、菊花賞にも出走していたカリボールだが、キャリア20戦目にして初の芝1200メートルとなった前走の芦屋川Sを勝利。スプリント戦にも対応してみせた。母のレイズアンドコールは、芝1400メートル以下で5勝(そのうち1200メートルで3勝)を挙げたサクラバクシンオー産駒だから、スプリント適性があって当然とも言える。勢いに乗って、ここも台頭があるか。

★相手=モントライゼ

近3走は二桁着順に沈んでいるモントライゼだが、京王杯2歳Sを勝ち、小倉2歳S2着、ファルコンS3着と、重賞でも上位の常連だった実力馬。前走の京葉Sは初ダートで最下位。これは砂適性がなかったということだろう。地力を考えれば、今回は相手関係が楽な印象を受ける。好調時は馬体重が500キロを切っていたので(ここ3走はいずれも500キロ)、ひと絞りあれば一変する可能性も十分だ。

★相手=スティクス

新潟千直の前走・韋駄天Sでも先行するスピードを見せたスティクス。小倉芝1200メートルは3戦2勝という成績で、勝利はいずれも良馬場だった(残る1戦は稍重で18着)。1分6秒台の持ち時計もあり、軽い馬場状態なら真価を発揮しそう。

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