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里見香奈女流王座が「プロ編入試験」挑戦を決断!女性初のプロ棋士誕生か

Roman Samborskyi
(画像)Roman Samborskyi/Shutterstock

6月28日、日本将棋連盟が、里見香奈女流王座(女流4冠)が「プロ編入試験」を受験すると発表した。

若手プロ棋士5人と対戦し、3勝すれば女性で初めてプロ棋士の四段になる。

本人にとっては苦渋の決断だったのかもしれない。里見は過去に、棋士編入試験について問われると、「あまり前向きには考えていません。受けることは覚悟もいるし、大きな決断にもなります」と、どちらかというと否定的な姿勢を見せていたのだ。

しかし、「棋王戦コナミグループ杯」対古森悠太五段戦で勝利を収め、直近の公式戦成績を10勝4敗とし、棋士編入試験の受験資格を得たことで、ついに決心したようだ。

「後進への道筋をつけて」

将棋ファンからは熱いエールが送られている。

《里見さん、よく決断されましたね。こうなったら編入試験の合格を精一杯応援するしかありません。頑張ってください!》

《なんと! ついに決断しましたか。相手が誰だろうと全力で頑張ってください》

《まじか。受けないと思ってたんだが凄い決断だな。もしプロ棋士になったら歴史的快挙だぞ!》

《ビッグニュースが飛び込んできた。頑張って里見さん!》

《ついに決断されましたね。是非、プロ棋士になって後進への道筋をつけて欲しいと思います》

これまでアマチュアからプロに編入した棋士は、現行制度では今泉健司五段と折田翔吾四段の2人だけ。もちろん女性は1人もいない。

「里見は、2015年10月開幕の奨励会三段リーグから5期、同リーグで戦ってプロ棋士を目指していましたが、最高成績は8勝10敗で年齢制限に達したため、18年3月に退会していました。もし勝ち上がることができれば、まさに歴史的快挙となります」(将棋ライター)

試験は8月から1カ月に1局ずつ行われるという。里見は「全力を尽くしますので、静かに見守って頂けると幸いです。よろしくお願い申し上げます」とのコメントを発表しているが、将棋ファンにとっては、これから始まる世紀の5番勝負にワクワクがとまらないはずだ。

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