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天心VS武尊戦、実は「招待席」がスカスカだった!? 知られざる“世紀の一戦”の舞台裏

THE MATCH2022
THE MATCH2022 (C)週刊実話Web

6月19日に東京ドームで開催された格闘技イベント『THE MATCH2022』。〝世紀の一戦〟と呼ばれた那須川天心との試合で敗れた武尊が、27日に会見を開いた。

武尊は会見で、「右の拳」「腰」「膝」に故障を抱え、さらに心療内科で「パニック障害」「うつ病」と診断されていたことを公表。しばらく休養すると明かしたのだ。

「キックボクシング無敗のままボクシングに転向する天心とは対照的な決断を下した武尊ですが、それは当日の入場シーンから見てとれました。クレーンで上から入場する際、東京ドームを埋め尽くした観客を眺めてハイテンションになっていた天心に比べ、武尊は悲壮感の漂う表情でしたからね。武尊には、心身ともに整えて再起を願うファンの声も多い」(格闘技ライター)

フジテレビの招待客が一斉に辞退

同イベントは、当初フジテレビも生中継を予定していたが、5月末に放送の見送りを発表。会場に行けないファンはABEMAが有料放送で独占生中継して莫大な収益を得たが、このフジテレビの決断によって〝大混乱〟も生じていたという。

「実は、フジテレビさんは、それなりの芸能人を〝招待客〟としてブッキングしていたんです。有吉弘行さんがラジオ番組で招待されていたけど断ったと明かしていましたが、有吉さんも〝フジテレビ枠〟だった。ところが、中継がABEMAのみになったので、そうした芸能人たちが軒並み来なくなり、慌ててABEMAが追加ブッキングして、なんとか頭数をそろえたんですよ」(他局のスタッフ)

一般客に販売されたアリーナの最前列は300万円、2列目200万円、3列目100万円という超高額なプラチナチケットだったが、格闘技にそれほど興味のない芸能人にとってはただの紙。地上波に映り込んで存在をアピールできなければ、わざわざ東京ドームに足を運ぶ価値はないと判断されたようだ。

急きょ、会場に招待されたという50代の会社役員が苦笑する。

「ある程度、スポンサー筋は招待されていたようだが、フジテレビの招待者が軒並み観戦を辞退したため、空席を映すわけにはいかなくなったABEMAは必死だったみたい。片っ端からスポンサーを誘いまくって客席を埋めたから、私のようにまったく格闘技に興味のない人間まで、いきなり呼ばれて最前列に座らせてもらったんです。後日、周りの格闘技ファンからうらやましがられましたが、興味のないものを延々と見せられてもねぇ…」

芸能人用の招待席には、ONE OK ROCKのTaka、ローラ、三浦翔平、RADWIMPSの野田洋次郎と桑原彰といった面々が陣取り、いずれも暴露系ユーチューバー・東谷義和氏と親交がある人物だったため、〝ガーシー祭り〟と揶揄された。

その裏で、ABEMAによる必死の集客があったとは驚きだ。

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