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ガーシー砲まさかの被弾も“自虐ネタ”に!NHK党「参院選」各所で不穏な空気を生み出す戦略

立花孝志
立花孝志 (C)週刊実話Web

参院選に突入して初めての日曜日となった6月26日、NHKの『日曜討論』で、あわや〝放送事故〟の一幕があった。

立花孝志党首率いるNHK党を代表して出演した黒川敦彦幹事長の発言を、司会進行を務める伊藤雅之キャスターが何度も制する場面あり、スタジオが緊張感に包まれたのだ。

「黒川幹事長は、人気ユーチューバーのガーシーこと東谷義和氏が〝未成年淫行疑惑〟を暴露している俳優・綾野剛の名前を出して問題を論じようとしたのですが、伊藤キャスターに再三、発言を止められたんです。その後も、黒川幹事長が安倍晋三元総理の名前を出して質問したところ、自民党の茂木敏充幹事長が不快感を示すなど、終始不穏な空気が漂っていましたよ」(永田町関係者)

同党の立花党首も、6月16日に出演した『報道ステーション』で綾野に関する発言を止められ、テレビ朝日と番組司会者の大越健介キャスターを相手取り、計10万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしている。

「ユーチューバーの影響力はあなどれない」

一方、自身も参院選の比例区にNHK党から立候補している東谷氏は、同党が26日に東京・渋谷のハチ公前で行った街頭演説に、滞在先のドバイから生電話で参加。若者たちに存在をアピールし、場を盛り上げた。

「東谷氏は登録者数100万人以上を誇るユーチューバーですから、影響力はあなどれない。一部報道機関の調査では、NHK党が1議席は確保できるかもしれないとの分析もあるほどです」(同・関係者)

ガーシーの知名度を利用して、1票でも積み上げたいNHK党だが、〝ブーメラン〟も直撃している。

「ガーシーが、某地方都市のリゾートホテルのことを暴露しているんです。もちろん真偽は不明で、ガーシーもまだ詳細は明かしていませんが、そのホテルの経営者が高額な宿泊費を無料にして数々の芸能人を招待。そこで、〝暴露されると芸能人たちの進退〟にかかわるほどのスキャンダラスな行為が行われているとにおわせている。ところが、NHK党から立候補を予定していた女性実業家が、そのホテルの経営者とビジネス上での関係があり、自ら辞退を申し入れたんです」(芸能記者)

このホテルに関する最初の暴露は、参院選の公示直前の19日のことだった。これを受け、立花党首は自身のユーチューブチャンネルに《昨夜のガーシー砲がなんとNHK党に被弾!》と題した動画を20日にアップ。立候補者の差し替えを宣言する自虐ネタとして扱うしかなかったようだ。

当の東谷氏は、選挙期間中の積極的な暴露を自粛しているが、立花党首は政見放送での「暴露」を公言しているだけに、NHK党の選挙戦略から、まだまだ目が離せない。

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