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参院選突入「安倍派」VS「岸田派」とんでも“ハレンチバトル”の一部始終

岸田文雄、安倍晋三
岸田文雄、安倍晋三 (C)週刊実話Web

参院選に突入し、各党しのぎを削る中、自民党最大派閥である清和政策研究会(安倍派)と、総裁派閥である宏池会(岸田派)が互いに張り合い、存在感を見せつけている。

そこに公明党も参戦し、どこまでも自民党についていく「下駄の雪」とは言わせないとばかりに、より過激な行動で注目される展開となっている。何の話かというと、これ、すべて下半身絡みの話。永田町は「ハレンチ学園」の様相を呈しているのだ。

宏池会系で目下、主役級のヤンチャぶりを発揮しているのは、当選3回の吉川赳衆院議員だ。旧民主党時代にフリーアナウンサーの山本モナさんとの「路チュー不倫」で、一躍全国区の知名度を得て、「モナ男(モナオ)」の名をほしいままにした細野豪志元環境相と、静岡5区の争奪戦を展開した御仁だ。

結局、昨年の衆院選で軍配は細野氏に上がり、吉川氏は東海ブロックで比例復活の身に甘んじているが、しでかしたことは細野氏よりはるかに過激だった。

一報を報じたのは『週刊ポスト』『NEWSポストセブン』だ。それによると、女子大生と2人きりで高級焼き肉店を訪れ、飲酒をすすめ、その後、ホテルの一室で1時間半ほど共に過ごしたという。「俺、18歳に興味あるわ」などと語ったとも報じられた。

あきれた“パパ活”議員

生々しいのは女性が取材に対して答えたこの言葉だ。

「ルームサービスでお酒を頼んだあと、すぐに吉川さんにベッドで服を脱がされて…。私、経験がなかったから、怖くて過呼吸になってしまい。経験がないからと何度も拒否をしたら、『胸を見せて』と言われて、吉川さんは私を見て自慰行為を始めて…。私、断るのが苦手で。部屋に行った私が悪いんだとわかっています。本当にごめんなさい」

開いた口が塞がらないとはこのことだが、要は「パパ活」というわけだ。細野氏が所属する志帥会(二階派)を率いる二階俊博元幹事長はさぞかしニンマリしたに違いない。二階氏にとって岸田氏は、昨年の総裁選で菅義偉前首相もろとも非主流派に転落させられた政敵。静岡5区は細野氏で確定したと言っていいだろう。

さすがに岸田文雄首相は記者会見で「一刻も早く国民への説明責任を果たすべきだ。説明責任を果たせないなら、これはもう国会議員としての進退に直結する問題になる」と突き放した。それでも、少なくとも通常国会が閉会するまでに説明責任も議員辞職もせず、自民党を離党しただけ。その厚顔無恥な振る舞いには、呆れるほかない。

そんな吉川氏を擁護したのが清和研所属で、福田康夫元首相のご子息、福田達夫総務会長だ。党内で議員辞職を求める声が相次いでいることに対し「党籍を離れた段階で、(議員を)辞めさせることが党にできるとは思っていない」と述べ、議員辞職に否定的な見解を示したのだ。

「必要であれば、党籍離脱の受理をする前にすべき案件だ。実際、党籍を離脱して議員活動を続けた人はこれまでもいるし、それとなんらの違いはない」とかばってみせた。

なるほど、清和研は人のことを言えまい。清和研出身の細田博之衆院議長も文春砲で女性記者への相次ぐセクハラという醜態を暴かれながらも、議員辞職をしていないのだから。

“永田町ハレンチ学園”に次々入学

週刊文春によると、細田氏はある夜、女性記者をディナーに誘い、デザートが出される頃合いで「部屋では1人だから。これから来るかい?」と自宅に誘ったという。自宅に誘われた女性記者は1人だけではないというから、これまた驚くしかない。電話で「今から家に来ないかい? 何もしないから」と執拗に誘ったこともあったという。何もしないとはどういう意味だろうか。

「添い寝するだけだから」

「(自宅前に)警察が立っているし、大丈夫だから」

暴かれる数々の下心ミエミエの誘い文句。全国紙政治部記者は「これ、すべて本当の話です」と呆れ顔だ。もっとも、細田氏は発行元の文藝春秋を名誉毀損で提訴(6月17日)したが、世間の耳目が吉川氏のハレンチ疑惑に集まったことで、自分のことは忘れ去られ〝好都合〟と内心ほくそ笑んでいるに違いない。

そんな永田町スキャンダル劇場の脇役として登場したのが、同じく清和研の西村康稔前経済再生担当相だ。10年以上前から、自身の公式サイトで国内外で撮影した女性の写真をアップし、『世界美人図鑑』と名付けていたことが発覚した。ネット上で「気持ち悪い」との書き込みが相次いだのは言うまでもない。

乱交、いや乱戦模様の「永田町ハレンチ学園」だが、最近になって文春砲により仲間入りしたのは、クリーンなイメージでならす公明党の元候補者。昨年の衆院選で比例代表で東京ブロックから立候補し、落選した当時党職員の大沼伸貴氏なる人物は、わいせつ動画をツイッターに投稿していたのだ。

参院選東京選挙区は全国屈指の激戦区。衆院選では東京の候補者だった大沼氏。公明党関係者は「何をしてくれるんだ」と怒り心頭だ。

風紀が乱れっぱなしの印象は否めないが、「野党はバラバラで参院選は自民党の圧勝でしょう。与党は完全に気が緩んでますね」と語るのは全国紙政治部デスク。

緩んでいるのは下半身も同じということか。

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