韓国発で世界的人気を誇る7人組男性グループ・BTSの「活動休止」宣言から約10日。その衝撃はいまだ収まらないが、一部業界関係者の間では、俳優の綾野剛とBTSをめぐる〝奇妙な接点〟が注目されている。
6月29日スタートの〝TBS〟のドラマに主演する綾野と、〝BTS〟の関係性と言われると「なぞなぞ」のようだが、まずはBTSの「活動休止」騒動から紐解く。
メンバーの涙ながらの動画配信が発端となった「活動休止」の一報が駆け巡った途端、所属事務所の株価が一気に30%近くも下落したため、事務所サイドが活動休止を否定するという事態に発展した。
「動画の字幕の英単語が誤訳されている部分もありますが、現実的に活動休止は避けられない。というのも、今年の12月から徐々にメンバーたちが兵役に行くことになっているんです。韓国の男性は30歳までに義務付けられているので、物理的に〝グループとしての活動〟は休止状態にせざるを得ない。事務所の活動休止否定は、想定外の株価の下落などを沈静化させる狙いだったようですが、かなり苦し紛れと言わざるを得ませんね」(音楽業界関係者)
ソニーが狙っていた「BTS利権」
どうやら日本のファンが7人そろったメンバーたちに会えるのは、まだまだ先になりそうだが、BTSの日本での活動に深く関わっているのが、〝渦中〟の芸能事務所で、こちらにも深刻な影響が及びかねないという。
「暴露系ユーチューバーのガーシーこと東谷義和氏が、綾野剛に対する批判を強めていますが、綾野が所属しているトライストーン・エンターテインメントが、BTSの日本における権利の一部を有しているのです。まだBTSが、ここまでは売れていなかった時代から、トライストーンの所属タレントが出演する映画やドラマの主題歌にBTSの曲が使われていました。それが、今や世界的グループに成長したのですから、トライストーンの社長には先見の明があったと言えるでしょう」(芸能記者)
真偽のほどは不明だが、東谷氏によるとトライストーン社は水面下で大手レコード会社のソニー・ミュージックエンタテイメント(以下ソニー)への売却話を進めていたとされる。
「日本におけるBTSのレコード会社はユニバーサルミュージックですが、ソニーはトライストーンの買収によって、レコード会社の移籍含みで〝BTS利権〟を総取りしようと目論んでいたのではないか。それをガーシーに暴露された上、BTSも活動休止では、ソニーは踏んだり蹴ったりですよ」(同・記者)
そもそも東谷氏は、BTSのファンに対して「会わせてあげる」と持ちかけて金銭をだまし取った詐欺行為を認めている。
こうした行為をユーチューバーのヒカルが告発し、夜遊びをアテンドしていた彼のもとから蜘蛛の子を散らすように芸能人が逃げたことを逆恨み。自らも暴露系ユーチューバーに転身した経緯がある。
さんざん東谷氏に世話になっておきながら、真っ先に逃げ出した綾野がスキャンダルを暴露され、所属事務所が対立姿勢を強めたことでソニーの買収説まで公にされてしまっているのだ。
まさに因果応報という他ない。
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