山下智久の主演が決定していたNetflix(ネットフリックス)配信予定の映画『恋に落ちた家』の制作中止が6月13日に発表され、話題となっている。
山下は、ジャニーズ事務所を退所した後もNHKドラマ『正直不動産』で主演を務めるなど、芸能活動は順風満帆だった。
「元SMAPの新しい地図の3人を見れば分かるように、これまでの〝辞めジャニ〟タレントは、その後の活動で苦労をすることが多かった。ところが山下は、アメリカの配信大手HBO MaxとWOWOWの共同制作ドラマ『TOKYO VICE』や、Netflixで24日から配信される映画『マン・フロム・トロント』といった話題作に次々と出演。高級ブランド・ブルガリのアンバサダーを務め、タイアップ楽曲まで発売するなど、ジャニーズ事務所に在籍していた時よりも活躍しているんです」(スポーツ紙記者)
『恋に落ちた家』の制作中止は、そんな山下にも、とうとう暗雲が漂いはじめたということなのか。
「この映画は、韓国で大ヒットを記録した『建築学概論』のリメイク版だったのですが、Netflixは公式ホームページを通じて『オリジナル作品に敬意を表することを優先して制作をストップした』と発表するにとどめた。この歯切れの悪い説明に、山下さんのファンはSNSなどで怒りをあらわにしています」(民放テレビ局関係者)
“辞めジャニ”活躍に待った!
これまでも制作が噂されながら、さまざまな事情でお蔵入りする作品もあったNetflix。しかし、今回はあまりにも不自然な制作中止理由で、テレビ業界ではあらゆる憶測が飛び交っている。
「韓国の原作サイドともめたという見方が妥当ですが、テレビ業界では、Netflixがジャニーズ事務所に忖度したのではないかと言われています。というのも、Netflixは会員数がかつてのように伸びなくなり、新たなキラーコンテンツを日本市場でも開拓しようとしているんです。そこで、ジャニーズ事務所のタレントを積極的に活用したいと考えているようです。過去に、オリジナルドキュメンタリーとして『嵐』を取り扱った『ARASHI’s Diary -Voyage-』で大幅に会員を獲得したようですからね。今後『SixTONES』や『Snow Man』のドキュメンタリーや、ジャニーズタレントを使った映画やドラマ作品も配信していきたい。そのため、山下さんをあまりに重用することに待ったがかかったのではないかという推測です」(同・関係者)
山下は、Netflixの話題作『今際の国のアリス』シーズン2への出演も、つい最近発表されたばかり。山下よりも〝古巣〟との関係が悪い錦戸亮も、2023年配信予定の話題作『離婚しようよ』に出演することが決定している。
「やたらと〝辞めジャニ〟が活躍しているというのはNetflixにとって、これからのジャニーズ事務所との関係性を構築するにはあまりよろしくない。テレビ局ほどジャニーズに依存しているわけではないですが、それでも一定の顧客を持つジャニーズタレントは魅力的です。言われてみれば、今回の山下の映画制作が突然打ち切られたのも、あまりに不可解。やはり、そういったジャニーズ事務所への忖度があったのではないかと疑われても仕方ない」(前出・記者)
もはや、ジャニーズタレントがいなければ番組が成立しなくなっているテレビ各局。Netflixも同じ道をたどることになってしまうのか…。
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