(画像)Roman Samborskyi / shutterstock
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愛知・強盗殺人事件“パチンコ打ち子”集団の仲間割れか…犯人の意外な評判

5月11日、自動車の部品工場が建ち並ぶ愛知県知立市の側溝に、高級車のレクサスが脱輪して乗り捨てられているのが発見された。


「SUVのレクサスからは、ドライブレコーダーがもぎ取られていた。付近を捜索すると、側溝から毛布に包まれた遺体が出てきた。10カ所以上刺された跡があり、隠すように草木の束がかけられていたが、杜撰な遺棄方法だった」(捜査関係者)


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遺体は岡崎市に住む無職の三浦正裕さん(29)と判明し、裏社会がザワついた。


「20代の無職でレクサスに乗っていたということで、オレオレをやってるような半グレか、組織関係者じゃないかと噂されたんだ」


しかし、6月9日に事態は急転。知立市内に住む有馬滉希容疑者(26)が逮捕され、三浦さんとの関係が明らかになったのである。


「有馬容疑者は、三浦さんが元締めを務めるパチンコの打ち子グループに所属。三浦さんから100万円単位で借金を重ね、アガリもちょろまかすなど、グループ内で金銭トラブルを抱えていた」(前出・捜査関係者)

3人兄弟…妹想いの長男だった

救いようのない男だが、自宅周辺の評判は悪くない。

「3人兄弟の長男で、小中と陸上部に所属。よく自宅の周りでかけっこをしていたね。末の妹のことを特にかわいがっていて、自分から挨拶をしてくるような活発な子でした」(近隣住民)


小学校の卒業文集にも、陸上記録会で3位になったことが書かれている。


中学卒業後は県立の農業高校に進学し、園芸科でハウスメロンの育成などをしていたという。


「ヤンキーとまではいかないが、やんちゃなタイプ。髪を茶髪に染めていたので頭髪検査の度に黒く染めていた。高校生の頃からタバコを吸ったりパチンコには行ってましたね」(同級生)


そんな有馬だが、卒業後は第一志望だったトヨタ系列の部品工場に就職する。


「実家暮らしで、夜勤も入れば手取りで30万円ほどもらえたらしい。金に困っていた印象はない」(知人)


ところが、2年ほど前に退職し、犯罪者へと転落した。パチンコ台の「穴」に玉を入れる仕事のはずが、人生の〝落とし穴〟に自ら吸い込まれたのだ。