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天心VS武尊“課金勢”ブチギレ!翌日無料放送に「金返せ」「もう二度と買いません」

THE MATCH 2022
THE MATCH 2022(C)週刊実話

RISE世界フェザー級王者・那須川天心と、K-1の3階級制覇王者で現スーパーフェザー級王者・武尊の〝世紀の一戦〟が6月19日に東京ドームで行われ、天心が判定5-0で勝利した。

両者の対決をメインに組んだ格闘技イベント「THE MATCH 2022」は、ABEMAが全試合を独占中継。有料放送のPPV(ペイ・パー・ビュー)で一般視聴料5500円という強気の価格設定だったにもかかわらず、50万人以上が視聴したという。

K-1創設者である正道会館・石井和義館長は、今大会の製作実行委員の榊原信行氏との2ショット写真を自身のツイッターに上げ、こうつづっている。

「チケット売り上げ20億、ペイパービュー50万件25億、スポンサー5億、計50億」

同イベントは、フジテレビが地上波放送する予定だったが、榊原氏の〝反社問題〟が『週刊ポスト』にスクープされた直後に、フジが撤退。格闘技ファンはPPVしか選択肢がなくなった。

「約1カ月後に、東京MXテレビなどで放送されることも決まっていましたが、それまで待てないというのがファンの心境だったのでしょう。榊原氏は、PPVの新たな可能性を感じたと満足げでしたが、フジが中継していれば、ここまでの収益は得られなかったはずです」(スポーツ紙記者)

メイウェザーVS朝倉未来戦にも影響か

それでも、天心と武尊の白熱の試合を観た50万人の視聴者は納得していたはずだったが…。

「翌日20日の午後9時から、この〝世紀の一戦〟天心VS武尊戦だけ、無料放送されたんです。こちらも100万人以上が視聴したそうですが、PPVで5500円を支払った一部視聴者の間からは『翌日に無料放送されるなら払わなかった』という悲鳴も上がっていますよ」(同・記者)

ネットには〝恨み節〟が渦巻いている。

《金払ってリアルタイムで見たんだけど、金返せ》

《昨日の放送を今日無料で⁈ は? ふざけんな! お金出してPPVでチケット買ったのにそれなら初めから無料にしろ!!》

《えーPPV買った者としては複雑。。、》

《無料でやるなら事前に言えよ》

《PPV買った人が馬鹿みるやん》

《せめてPPVの配信期間終わってからにした方が良かったんじゃない? 天心と武尊の試合だけとはいえ翌日にというのは…》

《1週間もたたずに無料放送なら PPVにPayする価値は無いなぁ》

《結局無料で観れるのかよ。と妻が怒り出しました》

《もう二度と買いません》

当然、「リアルタイムで観ることに金を払う意義がある」との意見も多いが、今回の無料放送は今後のABEMAのPPV戦略にも影響しかねない。

榊原氏が率いるRIZINでは、無敗で引退したプロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーと朝倉未来の対戦が9月に決定しているが、こちらも今のところ地上波放送は予定されていないという。

「メイウェザーは、すでに天心と戦っていますから新鮮味がない。そもそも両者〝無敗〟の天心戦に比べ、朝倉は日本人選手にも負けているファイター。この試合もABEMAのPPVになることが予想されますが、今回の無料放送で、多くの視聴者が〝待ち〟に入るのではないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)

海外では定着しているPPVが日本でも根付くかどうかは、9月に結果が出るだろう。

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