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中居正広から始まった退所連鎖…2020芸能スキャンダル舞台裏“敏腕記者”座談会~Part3~

ジャニーズ事務所
ジャニーズ事務所 (C)週刊実話Web

A 今のジャニーズジュニアは不祥事続きだ。今年だけでも1月にデビューしたSnow Manのリーダー・岩本照が未成年女子とホテルでの飲酒、SixTONESの田中樹はデビュー前に抱いた女が暴露告白、山本亮太の違法闇スロット店通い、HiHi Jetsの橋本涼と作間龍斗の〝ベッド写真〟ネット流出と、スキャンダルが後を絶たない。

B いや、問題はジュニアより中堅・ベテランだろ。今年はまず中居正広が独立を発表。これは円満だったけど、その後がグダグダだ。4月には手越祐也が非常事態宣言発令中に飲み歩いていたことが発覚。活動中止を命じたところ6月にアッサリと退所・独立してしまった。8月に女子高生との飲酒&ホテル宿泊が発覚して活動自粛処分を受けていた俳優の山下智久も、10月に電撃退所を発表してアメリカに行っている。

C TOKIOも全員がジャニーズを離れ、長瀬智也はグループも脱退する。残りの3人は「株式会社TOKIO」を設立しているね。ただ、これは2018年に女子高生への飲酒・強制わいせつ事件を起こして契約を解除された山口達也のためで、復帰の受け皿として作ったもの。ところが、肝心の山口が9月にバイク飲酒運転で現行犯逮捕されてしまった。

A 年末には稼ぎ頭・嵐の解散も決まっているし、今のジャニーズはまさに過渡期。中居やTOKIO、少年隊の錦織一清や植草克秀のようにある程度のベテランは独立させつつ、若いグループを売り出したいんだろうけど、手越や山下のようなクラスがどんどん消えるようだと困るんじゃない。それでなくてもYouTuberで年収が億超えの手越を見て、いつでも辞められると考えるジュニアがいても不思議じゃない。

D そういえば今年のNHK紅白歌合戦では、白組の3分の1をジャニーズがジャックするという異常事態になっている。嵐の活動ラストという事情があるにせよ、ここまで露骨にネジ込んだのは、逆に焦りの裏返しなのかもしれないね。

B ただ、タレントの独立はジャニーズだけの問題じゃない。オスカープロモーションも看板女優の米倉涼子を筆頭に忽那汐里、岡田結実、堀田茜、剛力彩芽らが続々と退社している。スターダストプロモーションからは柴咲コウ、スペースクラフトからは栗山千明も独立した。

C 昨年、芸能界の契約をめぐって公正取引委員会が独占禁止法違反の指摘を行ったことが大きく影響していることは間違いない。この流れはますます強くなるだろうね。

昔と違いドラッグからの復帰は簡単じゃない

A 暗い話題ばかりで気が滅入るけど三浦春馬さん、竹内結子さん、『テラスハウス』(フジテレビ系)に出演していた木村花さんなど、自殺のニュースも多かった。木村さんの場合は、母親が「娘はフジテレビに殺された」と主張したことで大きく報道されたけど、基本的に自殺をセンセーショナルに煽るような報道は減ってきている。世間への影響を考慮するのはよく分かるんだけど、取材をセーブするというのはなんだかモヤモヤするよ。

B 事件関連では人気俳優・伊藤健太郎のひき逃げ逮捕も衝撃的だった。なにしろCM14本を抱える売れっ子で、違約金は5億円とも言われている。

A 大麻で逮捕された俳優の伊勢谷友介は違約金10億円らしいよ。伊勢谷の場合、昔から噂は根強かったし、「やっぱりね」というしかないんだけど、面白かったのは大麻解禁論者の窪塚洋介。インスタライブで伊勢谷の件を取り上げ、自分も2018年に自宅のガサ入れと尿検査を受けていたことを明かしていた。

D 昔と違ってドラッグからの復帰は簡単じゃなくて、酒井法子が来年公開の映画でようやく復帰するけど、事件から12年だからね。麻薬取締法違反容疑で逮捕され、NHK大河ドラマの撮影スケジュールを大混乱に陥れた沢尻エリカの違約金も20億円ともいわれているけど、やっぱり復帰のメドは立っていない。沢尻の所属事務所・エイベックスも頭が痛いところだろう。

C いやいや、エイベックス自体も他人事じゃないはずだ。会長の松浦勝人氏も週刊文春に大麻使用や税金逃れのための偽装離婚疑惑を告発されてCEOを退任しているからね。表向きはクリエイターっぽく「制作に専念するため」と説明していたけど、この先も要マークの1人だよ。

(Part4に続く)

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