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自称『銀座の皇帝』がネオン街から消えた!? 自民元公設秘書“口利き融資”疑惑

東京・銀座
東京・銀座 (C)週刊実話Web

コロナ貸付金口利き疑惑を『週刊文春』で報じられた自民党の高木宏壽衆院議員の公設第一秘書のM氏(4月5日辞職)。

自ら〝銀座の皇帝〟と名乗っていたM氏が、人知れず夜の銀座から姿を消していた。

「4月中旬に文春が口利き融資疑惑を報じてからも、銀座で飲み歩いていたが、5月20日頃、8丁目の『F』に入っていたのを最後に見なくなりました」(8丁目のクラブポーター)

M氏を知る銀座のクラブ関係者によると、夜の銀座で〝皇帝〟と吹聴していたM氏は「今度はオバマ元大統領を連れて来る」などといった大ボラを吹くこともあったそうだ。

「M氏は2017年3月にコンサルタント会社を設立して、代表取締役に就任。その頃から夜の銀座のクラブ街で派手に飲み歩くようになった」(業界関係者)

“一晩で1000万使った”

高木議員の公設第一秘書になったのは、12年に初当選(北海道3区)してから。

「M氏は〝政府系金融機関や政治家、警察にもコネがある〟との触れ込みで有名クラブなどの顧問に収まった。うちのクラブチェーンも毎月かなりの額の顧問料を払っていました。その後、顧問は辞めてもらいましたが、以降も〝一晩で1000万円使った〟とか羽振りよく銀座で飲んでいた。コロナ貸付金口利き謝礼が入っていたとしか考えられませんね」(大箱クラブ店長)

20年3月、安倍政権はコロナの影響で売り上げが減少した事業者向けに、日本政策金融公庫などを通じて実質無利子の特別な融資制度を創設。M氏は金融公庫側へ橋渡しし成功報酬を得ていた疑惑が浮上している。

「知人から依頼のあった事業主に金融公庫を紹介、融資が実行された段階で融資額の5%プラス消費税を自身のコンサルタント会社に支払う仕組みです。昨年当たりからM氏は元俳優の押尾学氏を連れて飲み歩くようになった。押尾氏は昨年4月に同会社の役員になっていたんです」(事件記者)

同じく夜の銀座を遊興していた元衆院議員で〝公明党のプリンス〟遠山清彦氏は貸金業法違反容疑で逮捕され、今年4月に有罪判決が確定している。

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