『美女ざんまい』~タレント・時東ぁみインタビュー

15年前、高校在学中に『ミスマガジン2005』に応募し、つんく♂賞を受賞(グランプリは北乃きい)。翌年、『せんちめんたるじぇねれ~しょん』でメジャー歌手デビューを果たした。メガネがトレードマークだが、度の入っていない伊達メガネである。フレームの所有本数は約40本。

――防災士の資格を持っているとか。なんでまた?

時東 5年前に亡くなった父が昔から、「お年寄りや障害のある方がいたら、助けなさい」と口癖のように言っていたんです。そのため、小学生の頃からボランティア活動をしていました。芸能界に入る前の将来の夢は、お年寄りや体の不自由な方にスポーツを教えるような仕事をすることで、そのために体育大学への進学を考えていて、試験勉強の準備もしていたんです。その意味では夢が破れているので、芸能活動をしながらも未練があったんですね。そんな時につんく♂さんが教えてくれたのが、00年にできたばかりの防災士の資格でした。私が取得したのは07年。試験はめっちゃ難しくて、一度落ちているんです。

――その後も様々な資格を取っている。全部でいくつある?

時東 上級救命技能、食品衛生責任者、整理収納アドバイザー2級、ペット災害危機管理士3級など、13種類あります。どれも多かれ少なかれ防災に関連するものばかりなんですよ。それと、7年前からベトナムやラオス、カンボジアなどで山岳地帯の教育環境向上を目指すチャリティー活動も行っています。文房具の援助の他、校舎や保健機関の建設、井戸掘りなどをサポートするため、アジアフェスなどで募金を集めています。実は、こういう活動をすることで、ラジオ番組など防災関連の仕事も増えているんですよ。

アレルギーと防災は切っても切れない関係

――今、新しく取ろうとしている資格もある?

時東 2つあって、つい最近合格したのがクリーニング師という資格です。めっちゃ難しいので、98%受からないと思っていたから凄く嬉しい!

――クリーニング屋さんの資格が、なんで防災と関係するのでしょう?

時東 意外ですよね。でも、アレルギーと防災は切っても切れない関係にあるんです。喘息とか、アトピーとか、避難所では問題になりますよね。となると、洗うことの大切さが出てくる。そういう時にアドバイスできる知識として学んでいます。

――で、もう1つは?

時東 ドローンの操縦ですね。台風で屋根が飛んじゃったり、がけ崩れや洪水などの観察にドローンは必要になってくると思うんです。

――先を見越してますねぇ。最後に、2021年の目標を教えてください。

時東 「料理をする!」ですね。こう見えて、料理は全くしてこなかったのですが、資格マニアの私がついに料理にも手を出そうと思ってます(笑)。というか、苦手意識のあった料理を楽しめるようになりたいですね。そのために時短調理器具をどんどん買い集めています。ただ食材を入れておくだけでいい低温調理器とか、油なしで揚げられるノンフライヤーとか。

――方向性がズレてるような…。ついでに調理師免許にも挑戦しちゃいますか?