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マジシャン、女優、モデル/御寺ゆきインタビュー〜主婦業への妄想が止まらない!?

御寺ゆき
御寺ゆき (C)週刊実話Web

〝美人すぎる女性マジシャン〟として、テレビやステージに引っ張りだこの御寺ゆき。舞台女優、モデルとしても活躍する彼女だが、マジシャンを志す前はトランプもまともに触ったことがなかったという。果たしてどんな苦労があったのだろうか…!?

――高校時代、東京ディズニーランドのパレードに出演していたことがあるそうですね。なんの着ぐるみ?

御寺 いえ、踊る役じゃなくて、マーチングバンドです。吹奏楽部に在籍していて、全国優勝もしたし世界大会にも出場したんですよ。

――それは失礼。楽器は何を担当していた?

御寺 クラリネットを6年、アルトホルンを3年やっていました。もともと、人前でパフォーマンスをすることは好きだったんです。

――それがどうやってマジシャンと結びつく?

御寺 高校を出て、ダンスの専門学校に入りました。卒業すると、それこそテーマパークに就職したり、タレントや俳優を目指す子も多かったんです。その時、私がなりたかったのはレポーターができるようなタレント。ただ、芸能事務所に所属してはみたものの、自分には個性が足りないなぁ…と思っていました。そこで事務所と相談して決めたのが、先輩でいらした世界的マジシャンのメイガスさんへの弟子入りでした。

――なるほど。キャラ付けのための修業だったわけですね。

御寺 そうなんです。でも、やると決めたからには必死に練習したんですよ。1日8時間くらい、鏡の前でずーっとトランプに触ってるとか。それまではババ抜きさえまともにやったことがないし、数字が13まであることや、マークに名前があることさえ、ぼや〜っとしか知らなかったのに(笑)。

師匠とケンカ別れ…

――最初に覚えたマジックは何でした?

御寺 トランプと同時に古典的なロープやリングのマジックです。1カ月の修業で、人前に出られるくらいにはなりました。

――それは上達が早い。お弟子さんは他に何人くらいいたんでしょう?

御寺 30人はいたと思います。すべて女性で、その中からイリュージョンをするメンバーにも選ばれました。箱から出たり消えたり。でも、1年で辞めてしまったんです。師匠とケンカ別れみたいになっちゃって…。

――原因は?

御寺 きつい練習に耐えかねたのと、もともとマジシャン志望でもないのに、来る仕事はマジックばかりで、将来に不安を感じて事務所も辞めてしまいました。

――その時の経緯があって『有吉反省会』(日本テレビ系)での「禊」に繋がるんですね?

――はい。そもそもはSNSで肌を露出した衣装で「マジシャンです」とアピールしていたのに、それ目当てでお店にきた人が私を見てガッカリするんです。露出がないから。それを反省するために出演しました。

――お店というのは?

御寺 師匠の元を離れてから、マジックバーで働いていたんです。

――それはマズイ。ケンカ別れしたんだから、マジックで稼いじゃいかんでしょ。

御寺 そうなんですけど、背に腹は代えられなくて…。

――で、放送後に禊として、師匠に謝りに行く…という展開になるわけですね。その様子も後日、放送された。

御寺 はい。ものすごく緊張しました。気まずくて手の震えが止まらなかったです。でも、練習をやめなかった私を見て、師匠は許してくださいました。その後も連絡は取り合ってますし、時には食事に行かせてもらうこともあります。

――番組に出てみて、他に印象に残ったことはありますか?

御寺 ロープのマジックを披露したのですが、見届け人の大久保佳代子さんに「もっとセクシーにしたら?」と言われました。切り離したロープを色っぽく口に咥えるとか。そのほうがオリジナリティーが出るよって。

――確かに。露出のある衣装がダメなら、せめて仕草をセクシーにというのはいい案ですね。

御寺 ただ、どうしてもそこに踏み込めない自分がいるんですよね。一昨年から始めたYouTube番組でも、結局バズるのは水着を着て出るシーンだし、雑誌の撮影でも水着にはなっていますが、それとこれとは別というか…。正直、私はマジックに集中してほしいのに、男性の視線が違うところに行くのはイヤなんです(笑)。

スクール水着で手首を縛られる

御寺ゆき
御寺ゆき (C)週刊実話Web

――グラビアに出たのはどうしてですか?

御寺 今の事務所の方が、私のSNSを見て、声を掛けてくださったのがきっかけ。マジックとは関係のない、プールに行った時の水着の写真でした。赤いビキニで上半身が写ってるだけなのに、どうしてお声をかけてくださったのか未だに謎です。実際、胸も大きくないし、取り立ててクビレがスゴいわけでもないのに。ただ、肩書がマジシャンだったということで、そこが武器になると思っていただいたみたいです。

――最初の戦略がようやくここにきて生きたわけだ。

御寺 でも、最初は全然興味がなかったんですよ。スタイルに自信もないし。一応、話だけでも聞いてみようと事務所に行ってみたら、会って10分後には雑誌の編集部に連れて行かれて…。その場で撮影が決まってしまったんです。それが『週刊ヤングジャンプ』の巻末グラビアでした。

――すごい展開! 考えるヒマもなく仕事が決まるとは、事務所のプッシュ具合が分かる。どんな撮影だった?

御寺 スクール水着で手首を縛られたり、シルクハットを被ってマジシャン風の衣装を着たりしました。

――初グラビアでいきなり縛られた?

御寺 はい。でも、あまり違和感はなかったですよ。箱から出たりするイリュージョンでは、普通に縛られてましたから。

――なるほど、そうか!つい、エッチな妄想をしてしまいました。

御寺 それそれ(笑)。

――最後に、私生活はどうなんでしょう。恋人は?

御寺 30歳まではモデルのお仕事も頑張りたいので、彼氏はナシです。マジシャンの後進を育てるのも夢なので、女優業とともにずっと続けたいと思っています。ただ、結婚願望はすごく強いんですよ。子供が好きなので家庭を持つことに憧れています。家事全般が大好きだし、整理収納アドバイザーの資格を取ろうと思っているくらい。休日には、主婦ユーチューバーの動画ばかり見ています。ハッキリ言って、主婦業への妄想が止まらないですね(笑)。

おでらゆき 1994年12月20日生まれ。T162、B83・W62・H90。YouTube『不思議なゆきちゃん。』が人気。今年10月、4年連続となる舞台『ペルソナ5』の公演を予定している。MBS地上波『ゼロイチファミリアは褒められたい』絶賛放送中。
ツイッター@terachan1220

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