社会

『ドムドムバーガー』店舗縮小もコロナ禍で黒字~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

「隙間ビジネス」舞台裏 (C)週刊実話Web

ドムドムフードサービスが展開する『ドムドムハンバーガー』は、業績悪化に苦しみ、全盛期の400店舗から27店舗まで縮小した。しかし、コロナ禍にあった2021年3月期、ついに最終黒字化を達成し、それ以降2期連続で黒字を記録している。

「ハンバーガーチェーンは緊急事態宣言の影響を大きく受けましたが、ドムドムの場合、街中のスーパーマーケット内に多く出店していたことが幸いしました。スーパーは生活に不可欠であるため休店を免れ、緊急事態宣言中も客足が途絶えず、売り上げ減少を最小限に抑えられたのです」(経済ライター)

ECサイトの成功が黒字に

もう1つ、コロナ禍に店舗でマスク販売したことをきっかけに、EC(電子商取引)サイトを立ち上げ、ぬいぐるみやTシャツ、バッグなど自社ブランドの商品を販売したことも黒字化に寄与した。

「21年にはECサイトが全体の売り上げの10%を占め、立派なビジネスになりました。マスクのブレークが収まった後も、ECの売り上げは5〜6%を占めています」(同)

固定観念にとらわれないチャレンジ精神が、功を奏した格好だ。

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