
6月8日、首相官邸公式ツイッターに投稿された動画で、岸田文雄首相が子育て支援についてPR。かつて、安倍晋三元首相が痛烈に批判した《社会全体でこどもを支える》との宣言を高らかに行った。
岸田政権は、
希望する方が、こどもを産み、
育てやすい社会を実現します。社会全体で、こどもを支える。
そんな未来を作るため、全力で取り組みます。#不妊治療 #出産育児一時金 #待機児童 #学童保育 #育休 #こども家庭庁 #子育て@kishida230 pic.twitter.com/MIC6Jk9OY0— 首相官邸 (@kantei) June 8, 2022
この日、官邸アカウントが投じたのは、《岸田政権は、希望する方が、こどもを産み、育てやすい社会を実現します》とのツイート。《社会全体で、こどもを支える。そんな未来を作るため、全力で取り組みます》ともつづり、こども家庭庁や出産育児一時金といったハッシュタグを付けている。
公開された動画内では、岸田首相が「希望する方がこどもを産み、育てやすい社会を実現します」「こどもを『真ん中』に据えた社会を実現します」などと宣言。その他にも、「仕事と子育てを両立できる社会づくり」「妊婦の皆さんが安心して出産できる環境づくりを進めます」「こども予算倍増に向けた取組を進めます」など、子育てしやすい社会づくりを掲げている。
最後は、「社会全体でこどもを支える未来へ全力で取り組みます」と高らかに宣言して締めくくられた。
かつてポル・ポトやスターリンが…
子育てと社会を密接に関連付け、社会全体で子どもを支えることを目指した岸田首相。一見すると理想的に思えるが、こうした政策は安倍元首相が、過去に〝大量虐殺犯〟になぞらえて猛批判していた。
「それは、自民党が野党だったときのことです。安倍元首相は保守系雑誌『Will』の2010年7月号で、当時の民主党政権が進めていた『子ども手当』を徹底的に批判。同政策は『子どもを社会全体で育てる』が理念だったのですが、これを《子育てを家族から奪い取り、国家や社会が行う子育ての国家化、社会化です。これは、実際にポル・ポトやスターリンが行おうとしたことです》と大量虐殺犯になぞらえる持論を展開したのです」(フリージャーナリスト)
言わずもがな、この2人は世界史上に残る大量虐殺を行った指導者だ。
「ポル・ポトは約170万人、人口の約4分の1にもあたる国民を虐殺したカンボジアの元指導者。ソ連の元指導者・スターリンに至っては、政権に反対する者を粛清した他、多くの国民を強制労働に駆り立て、何と2000万人にも上る国民を虐殺したといわれています。安倍氏の意見に従えば、岸田首相は百万・千万規模の国民を大虐殺した指導者と同じということになりますが…」(政治アナリスト)
かつての発言が、身内を後ろから刺すことになってしまった安倍元首相。当時の政権批判のため、やや過激になっただけだと思いたいが…。
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