6月下旬の株主総会で、港浩一氏が新社長に就任するフジテレビ。現在はフジサンケイグループの「共同テレビ」社長を務めている同氏は、バラエティー番組の制作で手腕を発揮し、〝とんねるずの盟友〟と言われたほどの名物社員だった。
「とんねるずの番組にも、たびたび出演。木梨憲武さんが、港さんをモデルにした〝小港さん〟というキャラクターを演じていたほどの仲。『とんねるずのみなさんのおかげです』の初代総合演出だったこともあり、港さんの社長内定が報じられて以降、『とんねるずの番組を復活させるのではないか』と噂されているほどです」(他局のスタッフ)
新たなトップの方針に期待が高まる中、いきなり出鼻をくじかれるようなスキャンダルが飛び出した。
早期退職者募集で極端な人材難
昼の情報番組『ポップUP!』の現場トップであるCP(チーフプロデューサー)X氏のパワハラによって、AP(アシスタントプロデューサー)が2度にわたって自殺未遂を起こしていたと発売中の『週刊文春』がスクープしているのだ。
「同誌によると、X氏は元華族で、気に入った女性スタッフを自分の周りに置いて〝竜宮城〟と揶揄されるなど、もとから問題行動があったようですね。そんなX氏のパワハラの標的となっていたのが、制作会社社員のAPだった。同い年のAPに対し、いじめとも呼べる陰湿な行為を繰り返し、自殺未遂にまで追い込んだ。しかも、他にもX氏のパワハラの被害者がいるというのですから大問題ですよ」(スポーツ紙記者)
『ポップUP!』は、番組開始直前に、前任のCPが体調を崩して離脱。編成畑から2019年に情報制作局に異動し、『とくダネ!』や『めざまし8』などを担当していたX氏が急きょ番組を任されたという。
「フジテレビは、早期退職者募集で多くの優秀な社員が退社しています。そのおかげで極端な人材難に陥っていることも、今回の問題と無関係とは言えないでしょうね」(同・記者)
ただでさえ低視聴率にあえぐ『ポップUP!』は、港新社長の号令で打ち切りになる可能性も浮上している。
「CX(フジテレビ)さんは、那須川天心と武尊の世紀の一戦も、運営側の〝反社問題〟が浮上した途端に地上波での中継を断念するほど、港氏にキズがつかないように配慮しています。そんな中で、低視聴率から脱却できない『ポップUP!』で問題が起きたわけですからね。この時間帯をとんねるずに任せるんじゃないか、なんて冗談も飛び交ってますよ」(前出・他局のスタッフ)
グループのトップで〝天皇〟と呼ばれる日枝久代表の覚えもめでたく、万全の態勢で社長に就任する港氏だが、今回のパワハラ問題をスクープした『週刊文春』に、銀座ホステスとの温泉旅行を撮られたこともある。
ここ数年のフジテレビ社長は「短命」に終わっているが、就任前から問題山積の港氏は、どこまでもつのか。
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