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反撃の狼煙か…五代目山健組「納会」新執行部の極秘方針

反撃の狼煙か…五代目山健組「納会」新執行部の極秘方針
反撃の狼煙か…五代目山健組「納会」新執行部の極秘方針 (C)週刊実話Web

五代目山健組が神戸山口組を脱退して約半年、独立組織となって初めての納会が行われた。直前には新たな執行部人事が決定しており、その体制固めと、全国から直系組長が集まって発表された組指針が、今後の動向を暗示していた。

12月13日、早朝から高級車が次々に到着し、白ネクタイに礼服姿の男たちが会場へ入っていく。ひと際、屈強な組員を従えて西川良男若頭(六代目健竜会会長)が到着し、納会が始まった。

「勾留中のため、今年も中田浩司組長が出席できんかった。せやけど、12月5日の執行部会で新人事が決定して、西川会長が若頭補佐から若頭に就いた。実質的に組を取り仕切るのは西川若頭になり、舎弟頭には健竜会出身の福富均・福富組組長がなっとる。山健組本部の近くで起きた射殺事件では、福富組からも犠牲者が出とるし、その分、組織を盛り立てていこういう思いが強いんやないか。何より、中田組長は健竜会の五代目やったから、2人には厚い信頼を寄せとるはずや」(関西の組織関係者)

納会では、全直参を前に、令和3年度の組指針が読み上げられた。

「昨年度は『敢為邁往』で、目的に向かって困難をものともせず、自ら思い切ってまっしぐらに進んでいくいう意味やったが、今年は『信賞必罰』やったそうや。功績ある者は賞し、罪ある者は罰するいう厳格な方針が示されたわけや」(同)

独立組織として認定されれば…

実際、出所後に神戸山口組を選んだ小林茂・三代目臥龍会会長に、12月5日付で破門処分が下された一方で、納会の席では4名の直系昇格が告げられたという。

「吉田光守舎弟と中島隆二舎弟、臥龍会の若頭やった藤本淳蒔直参、浅野政幸直参が上がっとる。菱川徹・菱川組組長は若頭補佐から舎弟に直った」(同)

中田組長からの団結を呼び掛ける手紙も読み上げられ、納会後には1時間ほど食事会も行われた模様だ。引き揚げる直参らには笑顔が見られ、中田組長不在の中でも結束力が強まっていることが感じられた。

五代目山口組・渡辺芳則組長の祥月命日である12月1日には、西川若頭も墓参に訪れていた。数分で引き揚げたものの、墓前に手を合わせる時間は長かった。

「西川若頭には勝算があるのだろう。神戸山口組を脱退したことで、いずれ兵庫県公安委員会も独立組織として認めざるを得ないはずだ。絆會の例で言えば、脱退から約11カ月後に新たな指定団体に認定された。五代目山健組が独立組織として認定されれば、特定抗争指定の枠から外れることになり、警戒区域内での規制も解けるだろう。分裂抗争では山健組からも複数の犠牲者が出たから、もしそうなった場合は反撃もあり得る」(業界ジャーナリスト)

体制固めの先にあるものは、果たして――。

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