「隙間ビジネス」舞台裏 (C)週刊実話Web
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立ち食いソバ“絶望物価”で頓死寸前~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

立ち食いそば屋が、値上げ問題に直面している。ロシア産そば粉の輸入減に加え、天ぷらに使う小麦粉、大豆油や醤油、海産物、製麺事業者から仕入れる麺類など、あらゆる原材料の仕入れ価格が上昇しており、まさに「絶望物価」だ。


【関連】今どき居酒屋チェーン“少量出店”展開~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏 ほか「立ち食いそば屋も、3~4年に一度くらいは値上げをしていましたが、その周期が短くなっている。コロナ禍による供給網の混乱に加え、ロシアによるウクライナ侵攻で、エネルギーや穀物価格が上昇したことが背景にあります」(B級グルメライター)

ウクライナ侵攻の影響はこれから…

ロシアは世界最大のそば粉の生産国だが、それに続く中国産も品薄で高値が続く見通しだという。

「もし国産そば粉しか使えなくなったら、たちまち立ち食いそばは1杯1000円になる。そうなれば、ほとんどが店じまいに追い込まれるでしょう」(同)


そばに生わさびが1本付く、自慢のサービスを展開する外食企業も例外ではない。おろしわさびに変更すれば原材料コストは削れるが、廃止か継続か頭が痛い。


ロシアによるウクライナ侵攻の影響が、そば粉や小麦粉の価格に反映されるのは、むしろこれからだというから恐ろしい。