松本人志 (C)週刊実話Web
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松本人志また赤っ恥…玉城知事を痛烈批判もウクライナ側は「気にしていない」

『ワイドナショー』(フジテレビ系)で自信満々な論評を行うも、そのトンチンカンさから毎週のように賛否を呼ぶ『ダウンタウン』松本人志。5月29日、番組で怒り交じりの持論を述べたが、これも全く的外れであることが判明してしまった。


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同日の番組は、物議を醸した沖縄県・玉城デニー知事の発言を取り上げた。玉城知事は25日、米軍基地問題に関する有識者会議で、「ゼレンスキーです」とウクライナ・ゼレンスキー大統領を名乗る冗談であいさつ。これに「不謹慎」だと非難が集まり、発言の意図について、「席に着くとき、たまたまゼレンスキーさんの話をしていたので。他意はなかった。不用意に発言し、心からお詫びしたい」「ウクライナの状況を軽んじていることは毛頭ない」と釈明していた。


松本はこれに対し、「僕は割と、これは結構、悪い失言だなあと思いますね。ここ最近で言えば、多分、上位に来るなかなかの失言だなあと思います」と主張。「沖縄では地上戦もありましたし、たくさんの方が亡くなっておられますからね。それを考えたときに、何これ、ウクライナと結びつけてるのか。むしろ、そっちの方がまだいいぞと。『冗談でした』、冗談かえっていう。その言い訳もまた『その前までそういう話をしてたから』って…。その話も『ふざけてしていたような感じのノリでやってるよね』っていう気すらしてしまう」など、終始辛辣に評していった。


しかし、後にこの怒りは全くの独り善がりだと判明する。

宿敵・BPOと同じロジック?

実は会合後、玉城知事はすぐにコルスンスキー駐日ウクライナ大使に電話をかけ、件の発言を謝罪。これに対し、大使から「丁寧な説明で状況がすべて理解できた」との回答があったと、30日に県から公表されているのだ。

さらに、大使は電話の中で「今回のことが日本や沖縄とウクライナの関係に影響を及ぼすことは全くない。我々は特に気にしていないので、心配には及ばない」とも発言。「気にしていない」とまで明言し、玉城知事の発言に問題はなかったとの認識を示していると、各メディアでも報道されている。


「ウクライナ側が『気にしていない』と不問にしている以上、松本は当事者の意を無視して勝手に怒っているだけにすぎない。歪んだ正義感を爆発させましたが、独り善がりでズレズレだと言わざるを得ません。これではまるで、当人が納得の上で行っているリアクション芸を『イジメ』『不適切』と外野から批判するBPOのようですよ。松本は『ダチョウ倶楽部』上島竜兵さんが亡くなった際、リアクション芸を不適切扱いで規制に導いたBPOを批判していましたが、『ウクライナ側が気にしていないのに、外野からとやかく批判する松本は筋違い』というブーメランになっていると分かっているのでしょうか…」(お笑い評論家)


この件に関しては、元2ちゃんねる管理人のひろゆき氏も、30日に《どこが問題なのか分からなかったおいらですが、ウクライナ大使も問題ないという認識》とツイートしている。まさか〝天才〟の異名を持つ松本が、ひろゆき氏以上の論理破綻を起こすとは…。