フジテレビの新社長に共同テレビジョン社長を務める港浩一氏が内定したことが発表された。
6月28日に行われる予定の株主総会と取締役会で正式決定し、就任の運びとなる。
港新社長が話題となっているのには、さまざまな要因がある。
「港氏といえば、テレビ関係者で誰もが一番に思い浮かぶのが『とんねるず』との関係です。プロデューサーとしてフジの黄金期を支えた。社長就任とともに番組を立ち上げるのではないかと囁かれていますよね…」（民放テレビ関係者）
このご時世に『とんねるず』の番組が復活なんてリスキーな気がするが…それよりも港新社長には就任前から課題が山積みだという。
「フジは今年の頭に早期退職者を募り、スリム化を図りましたが、結局は優秀な人材だけが流出。『めちゃ×2イケてるッ！』の総合演出を務めた片岡飛鳥氏や、映画『翔んで埼玉』など数々の作品をヒットさせた武内英樹氏もフジを去ったといわれ、制作能力がない中堅が残った。今回の人事に危機感を覚えた若手や女性アナウンサーは、退職の準備を進めているという話もあるとか」（同・関係者）
そんな港氏に期待がかかるのが、幅広い人脈を使った新番組の立ち上げだという。
ジャニーズ事務所と直接交渉!?
「いくつかの番組で太いパイプのある『新しい地図』のメンバー3人、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾を本格的に民放テレビで復活させるつもりのようです。それと同時に、今年は見送ると発表された『27時間テレビ』も再起させようと模索しているとか。港氏は、元『SMAP』のマネジャーで彼らのプロデューサーでもある飯島三智氏ともつながっている。ようやく地上波に出演し始めているメンバーですが、民放ではまだジャニーズ事務所への忖度もあり、本格起用はできていない。フジは、過去に番組で〝慎吾ママ〟として大ブレークした香取をレギュラー番組で起用したいと考えているようです。その後は『新しい地図』としての新番組を立ち上げる。ジャニーズ事務所とも港氏が直接交渉するらしいですよ」（テレビ雑誌編集者）
人脈が少々古いのは気になるところだが、果たして港新社長の起用は吉と出るか？